【人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」】

インフォメーション

題名 人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」
著者 田坂広志
出版社 PHP研究所
出版日 2015年07月23日
価格 1,430円(税込)

 人生において苦労や困難、挫折や喪失といった「逆境」に直面したとき、逆境を乗り越える、そのことよりも、「なぜ、こんなことに…」という過去への後悔、あるいは「これから、どうなってしまうのだろう?」という未来の不安に、「心のエネルギー」の大半を使ってしまうことがある。しかし、その出来事がいま起こった「意味」に耳を澄ませ、「人生で起こること、すべて良きこと」との思いを定めて歩むとき、逆境に正対する力が湧き、道は、必ず拓ける。そして、逆境から多くのことを学ぶことができる。著者は、自身が逆境を乗り越えた体験を振り返って言う。

 本書では、「生死の境の体験」を極とした様々な体験から、著者自身が掴んだ「逆境を越える『こころの技法』」を、質問者の問いに答える形式で懇切丁寧に語りかける。その過程では「人生の岐路で気づきを得る50の言葉」を示す。

引用:PHP研究所

 

ポイント

  • 「こころの技法」とは、「内省を深める言葉」によって「気づき」を促し「心の在り方」を変えていく技法だ。この出来事はなぜ今自分に起こったのか、常に意味を考え、学びを見出し「人生で起こること、すべて良きこと」と腹を決めれば生きる力が沸いてくる。

  • 人生において「成功」は約束されていないが、「成長」は約束されている。

  • 誰も観ていないところで誰かに感謝できるということは心の強さなのだ。

サマリー

本書は、人生において起こるすべて出来事は良いものであり、人々がより幸福で充実した人生を送るために、ポジティブな視点を持つことの大切さを語っている。

人生はすべてが良いことばかりではなく困難や失敗の連続だ。

時には予期せぬ出来事に直面することもあり、これらの試練は成長や学びの機会となることもあるが、その時それが本当に「良いこと」と思えるだろうか。

こんなことが起こるなんて私はとんでもなく不運で不幸な人間だ。どこで選択を間違ったんだろう。失敗や挫折を恐れて過去の自分の選択に後悔し、未来に不安を感じてしまう。

そうなると、心のエネルギーをどんどん使い、目の前の逆境に対して混乱し「どう乗り越えていくのか」と正対して考える事ができなくなってしまう。

そこで、心を落ちつかせて次の言葉を心に思い定めよう。

「人生で起こるすべてに深い意味がある」

いま自分の人生に起こった出来事が、すぐ「良いこと」とは思えないとしても、そこには「深い意味」があるのだと思い定めるのだ。

この「こころの技法」を身につければ、困難と正面から向き合うことができる。

「こころの技法」とは、「内省を深める言葉」によって「気づき」を促し「心の在り方」を変えていく具体的・実践的な技法だ。

この出来事はなぜ今自分に起こったのか、常に意味を考え、その経験から学びを見出し「人生で起こること、すべて良きこと」と腹を決めれば生きる力が沸いてくるはずだ。


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