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インフォメーション
題名 | 無印良品の社員だけが知っている 無印良品の「隠れ定番」 |
著者 | 「心地よい暮らし」プロジェクト |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2022年6月1日 |
価格 | 1,540円(税込) |
「もっと“発見”されたい!」122アイテム
「地味にロングセラー」「意外な売れ筋」「実は社内で人気」 ……
アピール下手な商品たちにある アイデア、気遣い、工夫、哲学などを
“ナカの人”から聞き出しました。
「もっと“発見”されたい!」122アイテム。
〈contents〉
Chapter 01 私たちの“ヘビロテ”アイテム
使い“続けて”もらうための秘密が詰まっています
Chapter 02 一度使ったら手放せなくなりました
その魅力を、商品に代わって“ナカの人”から聞き出しました
Chapter 03 今日からはじめる心地よい暮らし
“心地よさ”はどうやって生まれてきているんだろう
Chapter 04 シンプルだけど、ここまで考えてつくりました
ものを通した、つくり手と使い手のコミュニケーション
Chapter 05 おいしく、安心な生活
無印良品で「新しい定番」を見つけてください
引用:KADOKAWA
ポイント
- ポイント1
- ポイント2
- ポイント3
サマリー
私たちの「ヘビロテ」アイテム
口コミで評判だったので買ってみたが、予想以上に使えた。
いろいろ試してみたけど、結局ここに戻ってしまうなど、理由はさまざまでも、毎日の生活の中でヘビーローテーションしている商品は、誰にでもあるはずだ。
そんな商品の背景には作り手の工夫があり、使い続けてもらうための知恵と情熱が詰め込まれている。
「買ったら、また買いたくなる」そんな商品の秘密を見てみよう。
■最後までラクに使える『バスソープ』
使い続けて小さくなったソープを、新しいソープのくぼみに置くと、そのうち一体化して、気づかないうちに使い切ることができる。
どうしたら最後まで使ってもらえるのか、考え抜いた結果がこのくぼみだった。なるほどグットアイデア、ヘビロテも納得である。
■売れ続けている秘密は・・・『スチール爪切り・大』
そうそう買い換えるものでもないのに、コンスタントに売れているスチール爪切り。
岐阜県関市の職人さんが、なんと一つひとつ手作りしているのだ。
力を入れなくてもよく切れるので、爪切りが苦手なお子さんでも安心。爪やすりやカバーも付いているのに、デザインがシンプルなのも魅力だ。
■製図用に開発された『低重心シャープペン』
低重心はこれほどまでに書きやすいのか。
ほどよい重さと安定感で、力が弱い人や筆圧が低い人でも疲れにくい。
450円という価格は、シャープペンとしては少し高く感じるかもしれないが、手にとって書いてみればわかるだろう、十分にコスパは高いといえよう。
小学校では鉛筆を使ってきたが、中学校になったのでシャープペンを、というお子さんの「最初の一本」にも最適だ。
一度使ったら手放せない
デザインが良くて買ってみたけど、案外使いやすかったとか、地味だがとても便利など、見た目ではわからない魅力は、使い続けていくうちにあらわになる。
とりわけ、無印良品は店舗でも控え目である。
能ある鷹なのに爪を隠し過ぎているようだ。それでも、知れば知るほどの実力者ばかり、どれも今の暮らしになじんで、長く使える商品ばかりなのだ。
■地味にすごい工夫が満載『シリコーンジャムスプーン』
瓶のジャムを最後までキレイに使い切りたいのに、ふた付近のカーブが邪魔して残ってしまうことはないだろうか。
無印良品のシリコーンジャムスプーンは、瓶のカーブとフィットするので、キレイにぬぐうことができる。
ジャムだけでなく、瓶に入った豆板醬やピーナッツクリームなどのペースト商品なら何でも使える。
さらに、ぬぐい残しだけでなく、塗りやすさにも配慮し、先端はシリコーンで食材や瓶に沿うように、柄の部分はナイロンを採用して軽くしている。
定番中の定番である「シリコーン調理スプーン」などの影に隠れがちだが、このシリコーンジャムスプーンも、かなりの実力者だ。
■苦手ポイントを一気に解決『シリコーンおろし器』
おろし器が苦手な人は多いだろう。滑らないように気をつけないと危ないし、力もいる。
そんなおろし調理に救世主が現れた。
無印良品のおろし器は、本体にシリコーン素材を使っているため、安定しやすく、力も入れやすい。
刃の高さや並びの工夫で、ふんわりとした食感になる。ステンレス部分も丸みがあるため、おろしやすい。
おろし器の苦手ポイントがすべて解決できる優れもの商品だ。
■自立してくれる『こみ袋』
たかがごみ袋とおもうなかれ、一度使ったら手放せないごみ袋なのだ。
特徴は、底が丸くなっていること。自立しやすい形状になっているため、ごみが入っていても倒れにくい。
ごみの日まで家の中に置いておく、あるいは作業などで開いたまま使う
など、ごみ袋が自立してくれると本当に助かる。ロールタイプなので、ごみ箱の底に入れて保管しやすい。
シンプルだけど、ここまで考えた
多機能性とシンプルさは両立するのか。
むしろ、シンプルだからこそ、その可能性は広がっていくのかもしれない。
無印良品がシンプルである背景には、思考があり提案がある。
みなさんが当たり前のように使ってきたものを、新しい視点で再発明したり、使う人を限定しないでつくったり、使う人のことを考えてとことんつくってきた。
その結果、家庭では、開発の意図とはちがう使われかたをしている場合があるようだ。
このような、ものを通してのコミュニケーションも、無印良品らしさともいえよう。
■最低限の機能だけ『白磁歯ブラシスタンド 1本用』
歯ブラシ収納は長年の悩みだった。衛生面が気になったり、掃除が大変だったり。
そこで、歯ブラシを立てるという最低限の機能のみ持たせたら、シンプルで手入れがしやすく、何より見た目が愛らしい歯ブラシスタンドができた。
歯ブラシスタンドだけでなく、ペンや印鑑置きに使用している人もいる。
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