伊坂幸太郎のおすすめ小説15選！無料で30日読む裏ワザも紹介

母親を亡くした泉水と春の兄弟は、それぞれ心の傷を抱えて生活していた。

そんな折、仙台で奇妙な連続放火事件が発生。

火事現場には必ず、火事を予見しているかのようなグラフィティアートが描かれてあり、二人はこの事件に深く関わっていくことに。

現場に残されたグラフィックアートや犯人の挑発的なメッセージを追う中で、泉水は家族の過去や自身の秘密を知ることになる。

復讐に燃える元教師、自殺専門の殺し屋、天才的なナイフ使いという個性的な3人の男が、ある事件をきっかけに交錯するものがたり。

複数の視点でものがたりが進んでいくため、三人の男の考えや生い立ちに感情移入できます。

「殺人」というシリアスなテーマを扱っていながら、ところどころにブラックユーモアが散りばめられていてクスリと笑わせてくれる点もこの作品の魅力。

大学生の椎名は、引っ越し先の隣人・河崎から、突如として「一緒に本屋を襲わないか」と奇妙な提案を受ける。

河崎の目的は、一冊の広辞苑。椎名は戸惑いつつも、河崎に協力する。

ものがたりは一方で、ペットショップ店員 琴美の二年前のパートが進んでいく。

現在と二年前のパートは交わりそうにないが、中盤からすこしずつ2つのパートの歯車が絡み合っていく。

大学で出会った5人の男女が、様々な体験を通して成長していく青春小説。

ボウリングや合コンといった普通の大学生らしい出来事から、通り魔事件や超能力対決といったすこし変わった出来事まで、様々な経験を共にしていく5人の若者。

主人公の北村の冷静で淡々とした性格が、個性豊かな仲間たちとの出会いをきっかけに、少しずつ変化していく。

平和な日々を送っていた青柳は、ある事件に巻き込まれ、その後、首相暗殺の犯人に仕立て上げられてしまう。

警察や謎の組織から追われる身となり、自身の無実を証明するために逃亡を開始する。

逃亡生活を送る青柳は、かつての仲間や新たな出会いを通して、人間関係の温かさを再認識するが、同時に陰謀の深さを知って絶望する。

作品タイトルの「ゴールデンスランバー」はビートルズの楽曲名から取られていて、楽曲とものがたりはあるときに共鳴する。

冷静でちょっと変わった性格の死神（千葉）が、一週間だけ人間の世界に潜入し、ある人物の「死」を見定めるものがたり。

千葉は、一見普通の人の姿をしていて、対象者のそばで生活しながら、その人の様子を観察する。

そして、一週間後、その人が「死ぬべきか、生き延びるべきか」を判断し、翌日にその結果が実行される。

6話からなる連絡短編集であり、死というテーマを扱っているもののユーモアあふれるタッチで描かれてあるため、肩の力を抜いて読めるライトな作品。

東京から盛岡へ向かう新幹線を舞台に、個性豊かな殺し屋たちが織りなす予測不能のものがたり。

それぞれの殺し屋が、新幹線の中で目的を果たそうとするが、思わぬ形で他の殺し屋と接触し、予測不能の展開に…。

新幹線の車内という閉鎖的な空間の中で、殺し屋たちは互いを出し抜き、裏切り、命を賭けた戦いを繰り広げる。

主人公の兜は、裏の顔は超一流の殺し屋、表の顔は妻に頭の上がらない平凡な会社員という二つの顔を持つ男。

家族にバレたくないけど、引退するための資金を稼ぐために止められない殺し。

「冷酷な殺し屋」と「家族大好きな家庭人」というギャップがたまらないのと、独特のユーモアとテンポの速い伊坂ワールドが堪能できる作品。

これまで一度も失敗したことがない完璧な計画で銀行強盗を繰り返してきた4人組。

だが、ある日、強盗中に思わぬハプニングに見舞われ、せっかく奪った大金を他の強盗グループに横取りされてしまう。

奪われた大金を奪還するため、4人はそれぞれの能力を使って巧妙な計画を立て、再び行動を開始する。

ところが、予測不能な展開が次々と起こり、計画は思わぬ方向へ進んでいく。

コンビニ強盗に失敗した主人公の伊藤は、謎の島「荻島」に流れ着いていた。

荻島は、江戸時代から外界と遮断された独自の文化を持つ島で、

島には嘘しか言わない画家や、殺人を許された男、未来が見えるカカシなど、個性豊かな住人たちが暮らしていた。

ある日、未来が見えるはずのカカシが殺されていた。

伊藤は、未来が見通せるカカシがなぜ自分の死を阻止できなかったのか？ 島の住人たちと交流して秘密に迫っていく。

「独自の美学を持つ泥棒」「神に救いを求める青年」「不倫に悩み、危険な計画を立てるカウンセラー」「仕事も家族も失い、途方に暮れる男」

一見、何の接点もない四人が、ある日突然交錯しはじめる。

日常の中に潜む不思議なつながりを描いた、伊坂ワールドを代表する作品の一つ。

伊坂幸太郎氏とシンガーソングライターの斉藤和義氏のコラボレーションによって生まれた恋愛小説集。

音楽を愛する人、恋愛小説が好きな人、そして伊坂幸太郎氏の作品が好きな人におすすめの一冊。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。

陣内の何気ない日常に起こった5つの物語があるきっかけで繋がっていき、予想外の展開に進んでいく。

伊坂幸太郎 デビュー20周年目に発売された「逆ソクラテス」。

運動会のリレー選手に選ばれた運動音痴の男の子や、クラスで孤立している女の子など、

普通とはちょっと違う子どもたちが、常識という固定概念を壊すたいせつさを教えてくれます。

小学生目線という、今ままでになかった切り口の作品。小学生による逆転劇が痛快です。

主人公の安藤は、ある日、自分が心の中で思ったことを、周りの人が口にしてしまう特殊な能力に気付く。

安藤はこの能力を使って、社会で成功しているある男に近づき、本当の姿を暴こうとする。

安藤の弟・潤也の成長を描いた「呼吸」という中編も収録。

兄弟の絆や、何気ない日常生活に流されることの危うさも描かれています。