凪良ゆうのおすすめ小説10選！無料で30日読む裏ワザも紹介

10歳の少女・更紗は、複雑な家庭環境から逃れるために雨の公園で一人過ごす。

そこに現れた大学生・文は、親切心から更紗を自分の家に招き入れる。

平穏な暮らしをしていたのも束の間、文が誘拐犯として逮捕され、更紗は「被害者」というレッテルを貼られてしまう。

15年後、大人になった2人は偶然再開を果たすが、過去の出来事がふたたび彼らの前に現れ、周囲の人々も巻き込んで大きな波紋を広げていく。

2020年の本屋大賞を受賞した話題作。

瀬戸内海の小さな島を舞台に、複雑な家庭環境を抱える高校生たちの青春と成長を描いたものがたり。

親のことで悩んでいた主人公の暁海（あきみ）と櫂（かい）は、お互いの孤独を理解し合い、惹かれ合っていく。

しかし、家庭の問題に嫌気が差した櫂は、島を出て東京へ旅立つことに。

島に残る暁海と、夢を追いかける櫂。

距離と時間によって、二人の関係は変化していく。

2023年 本屋大賞を受賞。

「汝、星のごとく」の続編。

小説の続編は、正直イマイチな作品が多い中、「星を編む」は「汝、星のごとく」により深みを与える傑作。

登場人物は多くなく、暁海（あきみ）と櫂（かい）の感情がとにかく深く描かれているため、世界にどっぷり浸かれます。

「汝、星のごとく」を読み終わったら、思考停止で次に手に取りたい本。

無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良（ひら）。

そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居（きよい）。

まったく噛み合わない平良と清居のやり取りがもどかしくも、先が気になって読み進めてしまうから不思議。

「ボーイズラブ（BL）」本は敬遠する人も多いかもですが、凪良ゆうさんの手にかかると全く違った読み物に変わります。

Amazonの口コミ評価が4.7って見たことない。食わず嫌いしていた自分を後悔させてくれる作品です。

1ヶ月後に小惑星が衝突し地球が滅亡するという絶望的な状況下。

いじめられている少年・友樹、過去に過ちを犯したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香など、

人生をうまく生きられなかった四人が残された時間をどう過ごすのかを描いた物語。

「もうどうでもいい」と諦めていたのに、世界の終わりが絶望的な状況の中で、生きることの喜び・大切な人の存在・自分と向き合う大切さに気づきはじめる。

十年来の恋人に別れを告げられた小説家のつぐみは、傷心のまま新たな下宿先に。

そこで出会ったのは、記憶障害を抱えながらも明るく優しい青年、朔太郎。

朔太郎はつぐみの作品を愛読していて、彼女を温かく迎え入れる。

しかし、朔太郎は「もう誰とも恋愛はしない」とつぐみに告げ、彼女と距離を取ろうとする。

温かくも切ない4つのものがたりが収められた短編集。

「事故で亡くなった夫の幽霊と暮らす、うる波」

「個性豊かな住人たちとの穏やかな日々を送っていた一悟のもとに、小説家が現れ静かな空気が変化する」

「機械と会話することで、孤独や友情、成長を経験していく圭」

「周囲の目を気にせず、小さな子どもをわが子のように誰でも愛する少年、清志」

マンションの屋上庭園にある「縁切り神社」を舞台に、そこを訪れる人々の物語を描いたものがたり。

「縁切り神社」にやってくる人たちは、それぞれが悩みを抱えていて孤独や生きづらさを感じています。

冷たい都会の中で、人々は神社を介しておたがいを支え合い、温かい人間関係を築いていく。

デビューから現在までの全作品を振り返るインタビューや、様々な作家との対談を通して、凪良さんの作品世界がどのように形成されてきたのかを知ることができる一冊。

作家になるきっかけとなった音楽、尊敬する作家との出会い、作品への熱い思いなど、凪良さんの創作活動の裏側をのぞき見できます。

「滅びの前のシャングリラ」の番外編「ニューワールド」を特別収録。本編では描かれなかった物語が楽しめます。

下宿「すみれ荘」には、管理人・一悟と、個性豊かな下宿人たちが家族のように暮らしている。

そこへ、芥という小説家の男が引っ越してくることで、彼らの穏やかな日常に変化が訪れる。

芥は、一悟の幼い頃に生き別れた弟のように見えるものの、なぜか正体を明かそうとしない。

真っ直ぐで飾らない芥との交流を通して、すみれ荘の住人たちの知られざる一面や、それぞれの抱える秘密が少しずつ明らかになっていく。