染井為人のおすすめ小説9選！無料で30日読む裏ワザも紹介

埼玉で一家惨殺事件が発生。18歳の少年・鏑木慶一が犯人として逮捕され、死刑判決を受ける。

しかし、鏑木は冤罪を主張して、拘置所から脱獄する。

東京オリンピック施設の工事現場やスキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホームなど、様々な場所で身分を隠しながら生活を続ける鏑木。

彼の目的は何なのか？ 冤罪をテーマにした488日を追う壮大ミステリー。

主人公の守は、地方都市の社会福祉事務所で働くケースワーカー。

生活保護の不正受給者、貧困に苦しむシングルマザー、地方のヤクザといった人々と関わるうちに、守は恐ろしい事件に巻き込まれていく。

職権を乱用する者や、弱い立場を脅すものなど、想像していたレベルを遥かに越える悪い奴が出てきます。

第37回横溝ミステリ大賞優秀賞を受賞した作品。

主人公の純は、外に出るのが苦手な引きこもり。

しかし、ネット上では「正義の申し子」を名乗り、悪徳業者などを相手に痛快な動画を配信する大人気YouTuber。

ある日、悪徳請求業者との電話のやり取り動画が大バズリするが、事態は思わぬ方向へ発展していく。

「実は引きこもりなのに、正義（自称）のYouTuber」 VS 「悪徳請求業者」

「仕事も恋愛も順調な30代女性」「不良に堕ちた元クラスメイトとの再会に悩む高校生」「ラブホテル経営に苦しむ中年男性」

それぞれが抱える孤独や欲望が、ある出来事をきっかけに複雑に絡み合っていくものがたり。

後先を考えずに目の前のことだけ見て生きる刹那的な生活を送っている三人は、次第に破綻へと向かっていく。

絶望的な状況に追い込まれた三人の人生が交錯する、予測不能なミステリー。

ある日、コンビニに軽トラックが突っ込み、店員が死亡する事故が発生。

加害者は高齢の男性で、認知症を疑われていた。

この事件を取材することになったフリーライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習が残る村、埜ヶ谷村を訪れる。

はじめは単なる高齢者による事故と思われていた事件だったものの、俊藤律が村で取材を進めるうちに、事件の真相は思わぬ方向へと展開していく。

被災地で復興支援に携わる「カリスマ」と呼ばれていた男・遠田政吉。

遠田は見捨てられた島の人々を救い、復興の象徴として君臨していたが、実は巨額の復興支援金をこっそり横領していた。

島出身の新聞記者である菊池一朗は、復興支援金の横領事件を追う中で、遠田の過去や島の暗い秘密に迫っていく。

遠田は本当に悪人なのか？ 巨額の資金はどこへ消えたのか？ 事件の真相を追ううちに、菊池は予想だにしなかった事実を発見する。

元芸能マネージャーをしていた著者の染井為人さんが、自身の体験に基づいた華やかな表舞台の裏側を描いたエッセイ集。

「黒い噂で業界から見放され、長年在籍したプロダクションを退所しようとしている俳優」

「新しいファンを獲得しようと、Instagramにハマったベテラン女優」

「容姿端麗な若い男たちをキャストにミュージカルを運営する女性プロデューサー」

きらびやかな世界の裏側にある人間関係の複雑さ、仕事の裏側での苦労を描いた7つの短編エンターテインメント。

結婚相談所で働きながら、シングルマザーとして息子を育てている平山亜紀。

亜紀は、仕事で顧客とのトラブルを起こして以来、無言電話などの嫌がらせを受けるようになる。

一方、亜紀の息子・小太郎が通う小学校の6年2組では、クラスメイトの女児が失踪するという事件が発生する。

一見するとそれぞれがバラバラな事件だが、中盤から1つずつのピースが合わさって驚愕な結末を迎える。

2000年～2010年、六本木で起きた暴行事件や市川海老蔵さんとのトラブルなど、世間を大きく騒がせた「関東連合」をベースに書かれただろう作品。

世間を騒がせている半グレ集団「凶徒聯合」のメンバーが次々と殺害される事件が発生する。

警察は、暴力団や半グレ同士の抗争と見て捜査を進めるものの、事件は暗礁に乗り上げる。

殺害されるメンバーたち。疑心暗鬼になる集団内。そして、犯人を持ち上げるSNSの住民たち。

犯人は序盤で分かるものの、終盤で想定外のストーリー展開となり、見事騙されます。