【ユーモアは最強の武器である スタンフォード大学ビジネススクール人気講義】

インフォメーション
題名 | ユーモアは最強の武器である スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 |
著者 | ジェニファー・アーカー著/ナオミ・バグドナス著/神崎 朗子訳 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
出版日 | 2022年9月 |
価格 | 1,980円(税込) |
今の日本企業に欠けている、
創造性や生産性、レジリエンス、心理的安全性……
すべては「ユーモア」が解決する!
エリック・シュミット(Google元CEO)、
ティム・ブラウン(IDEO会長)絶賛!
『フィナンシャル・タイムズ』推薦ビジネス書、全米ベストセラー!
【本書が伝える事実】
・アップル、ピクサー、グーグル……クリエイティブな企業は何よりも「ユーモア」を大切にしている
・ユーモアを発揮する人は、知的で有能で、親しみやすい印象を与える
・ユーモアのある職場は創造性や生産性が高い
・ユーモアは心理的安全性をもたらし、失敗を恐れずに挑戦する文化を育む
・ユーモアは思考を柔軟にし、クリエイティブな解決策を可能にする
・ユーモアはつながりや信頼を育み、ストレスや逆境を乗り越える力となる
・ユーモアは生まれつきの才能ではなく、習得できるスキルだ
・プロのコメディアンのテクニックからも、ユーモアを学ぶことができる
・4つのユーモア・タイプのうち、自分はどのタイプかを知れば、ユーモアをよりうまく活用できる
・不適切なジョークを避け、ユーモアの失敗から立ち直る方法とは?
ビジネスや人生のあらゆる場面で、「ユーモア」はあなたの力となる!
「ユーモアは魔法のようだ。ユーモアは恐怖心や尊大さを消し去り、創造性やレジリエンスを育む。本書は、『おかしさ』という魔法の力を、リーダーシップのツールや善を促進する力として利用する、究極のガイドである。科学、戦略、ドタバタ喜劇を融合した本書は、大ウケすること間違いなしの、視野を広げてくれる傑作である」
――ダニエル・ピンク(『When 完璧なタイミングを科学する』『モチベーション3.0』著書)
「私は(しばしば困難を通じて)、真面目に受け取ってもらうためには、自分が真面目すぎない人間と見られることが大切であることを学んだ。私のチームは、陽気さをもって問題を解決することにかけては、いつも素晴らしい力を発揮するが、陽気さには人間らしさや楽観主義が伴い、信頼を育む力がある。さらに、陽気さは楽しいものでもある。まさに、本書のように!」
――エリック・シュミット(Google元CEO)
「ビジネスはシリアスなものであり、世界もまたシリアスなところだ。現代においてはとくにそうだ。このことが意味するのは、私たちはかつてないほど、本書で紹介されるアイデアを必要としているということである。陽気さやユーモアは、シリアスな時代のプレッシャーを和らげてくれるが、そのためだけではない。陽気さやユーモアは、私たちがそれをもっとも必要とするときに、人間らしさを解き放ってくれるからだ」
――ティム・ブラウン(IDEO会長、『デザイン思考が世界を変える』著者)
引用:東洋経済新報社
ポイント
- 著者は、ユーモアは人間の心理と行動に重大な影響を及ぼすことに注目し、この新たな分野がビジネスにおいても最大の競争優位性となるのではないかと考えた。
- 著者が本書を執筆したのは、行動科学という最先端の方法を用いて、ユーモアに関する誤解を解き、ユーモアが私たちのキャリアや、ビジネスや、人生にもたらす効用を明らかにするためだ。
- 人びとが最期の日々に口にする願いごとをかなえるためには、ユーモアと陽気さこそが強力なツール、つまり秘密兵器になることがわかったのだ。
サマリー
真面目さと陽気さ
本書は、スタンフォード大学ビジネススクールで「ユーモア――シリアス・レジネス」という授業を創設し、講師を務めている2人の手で著された。
1人は、行動科学者でスタンフォード大学教授のジェニファー・アンカー。
もう1人は、リーダーやセレブリティ向けのエグゼクティブコーチのナオミ・バグドナスだ。
著者は、ユーモアは人間の心理と行動に重大な影響を及ぼすことに注目し、この新たな分野がビジネスにおいても最大の競争優位性となるのではないかと考えた。
そして、ユーモアの効用に関する根本的な誤解があることを指摘する。
それは、「真面目さと陽気さは相反する」といった誤った思い込みである。
実際には、気難しく考えるのをやめ、ユーモアの妨げとなるストレスが緩和されると、同僚たちと有意義な関係を築けるようになったり、革新的な解決策に取り組む意欲が湧いてきたりする。
もし、上司がいつもしかめ面をしているような、陽気な雰囲気に欠けた職場であればどうなるだろうか。
ユーモアのメリットを活用できないどころか、働く人の健康や人間関係、チームや会社に対し、悲惨な結果をもたらしてしまうはずだ。
著者が本書を執筆したのは、行動科学という最先端の方法を用いて、ユーモアに関する誤解を解き、ユーモアが私たちのキャリアや、ビジネスや、人生にもたらす効用を明らかにするためだ。
著者は語る。
「本書を読めば、なぜユーモアはこれほど強力なのか。なぜ十分に活用されていないのか、そしてーーもっとも重要なことにーーどうすればあなた自身がもっとユーモアを活用できるかがわかるだろう。」
2人の著者が取り組んできたこと
著者は、ユーモアの持つ強力な力について、6年間膨大な調査を実施し、実社会での実験を行ってきた。
本書では10項目にわたり説明されているが、本要約ではそのうちの5つの概要を紹介する。
■延べ166ヵ国、150万人以上を対象に数々の研究を実施
ユーモアはなぜ、どのように効くのか(あるいは失敗するのか)、ユーモアと地位の微妙な関係、自称”面白くない人”はどうすれば(少しは)面白くなるか、などを解き明かすために行った。