【文章力の基本】

インフォメーション
題名 | 文章力の基本 |
著者 | 阿部紘久 |
出版社 | 日本実業出版社 |
出版日 | 2009年7月 |
価格 | 1,430円(税込) |
「ムダなく、短く、スッキリ」書いて、「誤解なく、正確に、スラスラ」伝わる文章力77のテクニック。多くの文章指導により蓄積された豊富な事例をもとにした「例文→改善案」を用いながら、難しい文法用語を使わずに解説。即効性のある実践的な内容。
引用:日本実業出版社
ポイント
- 世の中には、さまざまな種類の文章があるが、「相手の理解と共感を得る」という目的はどんな文章にも共通している。その「すべての文章に共通する土台の部分」を、本書で明らかにしようと思う。
- 5W1HーWho(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのようにして)ーのうち、まずは、「Who(誰)」と「What(何)」に絞って、述語との関係(どうしたのか)を明確に読者に示すべきだ。それが、文章の幹である。
- 文章は、「最後まで読んで考えれば、分かるはずだ」ではいけない。「考えなくても、読むそばからスラスラ分かる文章」が、いい文章だ。
サマリー
はじめに
私は、「基本さえ身につければ、文章を書くのは決して難しくない。むしろ、楽しい」と言い続けている。
世の中には、さまざまな種類の文章があるが、「相手の理解と共感を得る」という目的はどんな文章にも共通している。
その「すべての文章に共通する土台の部分」を、本書で明らかにしようと思う。
それさえ身につければあらゆる文章が見違えるように明快に書けるようになるのだ。
私の文章力が本格的に鍛えられたのは、ビジネスの世界においてだ。
ビジネスの現場で、「実社会における、簡潔・明瞭な文章表現とは」というテーマに関心を持ち続けてきた。
きちんと考えを整理して表現できないことが、どれだけ仕事の妨げになっているかを痛感していたからだ。
そのような実務経験の中で積み重ねられてきたノウハウが、本書には凝縮されている。
本書では、「明快な文書を書くための77のヒント」を、社会人や学生が書いた豊富な文例とともに説明する。
その1つひとつは極めてシンプルなものなので、実践に役立ててほしい。
短く書く
短く言い切る勇気を持つ
不用意に、長く、長く書かないようにすること、それが明快な文章を書くために第一に留意すべき点だ。
思いきって句点(。)を打ち、話を1つひとつ言い切りながら、前に進めることが大事だ。