【竹之内の失敗】

インフォメーション
題名 | 竹之内の失敗 |
著者 | 竹之内 教博 |
出版社 | フローラル出版 |
出版日 | 2024年6月 |
価格 | 1,980円(税込) |
仕事がつまらないと感じる、売上が上がらない、スタッフから嫌われる、仕事をやりたがらない、なりたい姿がわからない、新規事業立上げの資金が借りられない、数字だけで全てを判断する、人間関係のテクニックに頼る、自分は運が良いと思っていた、リーダーとして率先して動いてばかり、会議を「物事を決める場」と考えてた、お金で人と付き合っていた、幸せは感情のように自然に浮かんでくると思っていた、お金持ちにだけくる儲け話に乗ってしまった、わからないから専門家に任せてしまった、原則を忘れてしまった、会議で発言しない人をそのままにしてしまった、登録者数などの数字だけを追いかけた、他のブランドにただ乗りした、ガーシーさんを陥れようとした、反社との関係を噂された、復讐や暴露に囚われた、愛と感謝を忘れていた、家族を放置してた、、、、
「りらくる」創業者の竹之内は、こんなたくさんの失敗と、そこから得た大きな学び、失敗から招いた困難をどうやって切り抜けたのか。
人間関係の問題はほとんど『愛の欠落』から生まれているー大切なのは「愛」と「感謝」だったと気付いたとき、困難を、人生を切り開く道筋が見えた。
嘘は要らない。
カツラも脱ごう。
偽りのない姿で魂こめて記した1冊です。
ぜひご一読ください。
引用:フローラル出版
ポイント
- 本書のテーマはズバリ、僕の「失敗」。そして、そこからの「学び」の歴史だ。
- 師匠は、「私たちが幸せを感じるには『自分の幸せ』を定義しなければならない」と教えてくれた。
- 「ビジネスで成功するためには、結局のところ『愛と感謝』が必要なんだ。自分の周りの人への愛と、感謝の気持ちを持っている人が、ビジネスでも人生でも成功するんだよ」
サマリー
師匠との出会い
本書のテーマはズバリ、僕の「失敗」。そして、そこからの「学び」の歴史だ。
僕には20歳のときから師匠がいる。
僕が当時通っていた美容師学校に特別講師として講演にきた師匠に、僕は思わず声をかけた。
「す、すみません!どうやったら…お金持ちになれるんですか⁉」
師匠は僕の顔をじっと見つめ、やがてニッコリと微笑んだ。
「ある教えに『積極的な人はすべてを手に入れ、消極的な人には何も残らない』というものがあるんだ。君はそのことをすでに実践できている。」
そう言って、師匠の自宅に招いてくれた。
師匠は、誕生日パーティーの企画を通し、依頼された仕事に対しては「相手の期待以上の結果を出す」ことを教えてくれた。
ここから「お金持ちになる方法」のレッスンが始まったのだ。
成功とは、幸せとは、何か
100億円あっても幸せにはなれない
師匠に教えを請いながら、僕は31歳で「りらくる」というマッサージ店を始めた。
その後の7年間で、りらくるは600店舗以上の直営店を出店することができた。
2017年12月には、イギリスの大手ファンドに僕が所有していた「りらくる」の株を売却し、僕は経営の第一線から離れた。
そのことを報告した師匠は言った。
「りらくるの売却額は270億円、税金や経費を差し引いても100億円以上の資産になるね。本当におめでとう!」
「お金のことはかなりマスターしたと思う。だから、そろそろ『愛』について学び始めなければね」
そのときの僕は、師匠の呟きの意味をまったく理解していなかった。