【幸せな仕事はどこにある 本当の「やりたいこと」が見つかるハカセのマーケティング講義】

インフォメーション
| 題名 | 幸せな仕事はどこにある 本当の「やりたいこと」が見つかるハカセのマーケティング講義 |
| 著者 | 井上 大輔 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 出版日 | 2024年6月 |
| 価格 | 1,760円(税込) |
◆「マーケティングって、『モノを売るだけ』だと思ってた」◆
マーケティングの考え方で、本当の「やりたいこと」が見えてくる。
高校生から大人まで、すべての人を応援する働き方小説。
「こうありたい、っていう理想が、かっこよく目立つ存在である必要はないよね」
◆著者からのメッセージ◆
幸せに働きたい。月曜日の朝に目が覚めたら、これから始まる1週間にワクワクしているような仕事がしたい。
出世なんてしなくても、有名にならなくてもいいから、本当の「やりたいこと」を見つけ、それを誰にも壊されないような働きかたを見つけたい。
この本はそう思っている人に向けて書きました。
そんな「幸せな仕事」が見つからないのは、「見つけるための方法」を知らないから、かもしれません。
私は、その方法を、自分の個性を磨くこと、誰かの役に立つことを両立させるマーケティングの考え方から学びました。
たとえば個性を磨くことは「差別化」、誰かの役に立つことは「ニーズ」という考え方が、それを教えてくれました。
この本は、ちょっと変わった先生の講義を通じてそんな考え方を学ぶことで、3人の男女がそれぞれの幸せな仕事を見つけるまでの物語を描いた「小説」です。
さぁ、ページをめくって物語の世界に飛び込んでみてください。
それが「幸せな仕事」を見つけるはじめの一歩です。
引用:東洋経済STORE
ポイント
- マーケティングを”自分を深く知る技術”として応用できる。本書はマーケティング理論を「自分の価値・強み・魅力」を見つけるための視点として解釈しており、主人公の気づきを追うことで自然と自己分析が進む。
- ”幸せな仕事”の答えは内側から育てていくもの。マーケティングに基づく各テーマは、すべて自分の在り方に紐づいている。
- 物語形式だからこそ、読者が自分の働き方を見つめ直しやすい。ストーリー展開を通じて、読者は主人公と共に学び、悩み、気づきを得る。読み進めるほどに”自己対話”が生まれ、自分について考え直す契機になる。
サマリー
音声で聴く
「幸せに働きたい」人へ向けたメッセージ
著者・井上大輔は、マーケティングの専門家として多くの企業ブランド戦略に携わってきた。
そのマーケティングの考え方を、「幸せに働きたい」と望む人が「幸せな働き方・やりたいことを見つけるための方法」を知るために書き下ろしたのが本書である。
マーケティングという言葉に対し、「儲けるための仕組みづくり」「自動的にモノが売れる状態をつくること」と認識している人も少なくない。
しかし本来マーケティングとは「顧客の期待に答えようと努力することで、必要とされるだけでなく、自分の個性を見つけてもらうこともできる考え方」であり、その活用次第で「やりたい仕事」を見つける道しるべになりうるのだ。
本書は、マーケティング理論を単に解説するのではなく、物語形式で展開される。
主人公・一郎は、アメリカの大手ITソリューション会社の日本法人で営業職をしているが、自分の仕事に行き詰まりを感じている。
そんな時にたまたまお近づきになったのが、会社で史上初・史上最年少で日本人社長になった桃太郎のアシスタントとして活躍する女性、アコ。
一郎はアコから「桃太郎も以前は会社の『ダメ社員』だった」と聞き驚く。
一体そこからどのようにして今の立場まで上り詰めたのか…その秘策は「ハカセのマーケティング講義」。
アコの計らいで、一郎は桃太郎が変貌を遂げて大躍進したきっかけになったその講義を、アコの解説の下で体験することとなる。
物語は9つの講義で構成されており、それぞれにマーケティングの主要テーマが登場する。
そしてハカセの講義を元に、アコが桃太郎が躍進するためにどのような戦略を実際にとってきたのかを解説する、という流れで話が進む。
目次:プロローグ
第一講「差別化」
第二講「品質」
第三講「目立つ①」
第四講「目立つ②」
第五講「伝える」
第六講「マーケティングの全体像」
第七講「パーパス」
第八講「心を動かす」
最終講「必要とされる」
エピローグ
この流れからも分かるように、本書は「マーケティング=ビジネスの手法」ではなく、「自分の働き方を見つめる哲学」として描かれている。
読者は、主人公の気づきを追体験しながら、自分自身のキャリアや価値観を整理するきっかけを得ることができる。
本当の「やりたいこと」を見つけるためのマーケティング講義
『幸せな仕事はどこにある』の最大の魅力は、「マーケティング」という一見ビジネス寄りのテーマを、“自分を知るためのツール”として転換している点にある。
どの章においても、非常に理解しやすい説明で述べられており、読者は主人公の成長を追いながら、自然と自己分析を進められる構造になっている。
マーケティングを「働き方の鏡」にする
各テーマではマーケティングにおける基本的なタイトルが掲げられ、導入としてその内容が述べられている。
しかしこれらは噛み砕くと「自分だけの価値を見つける方法」であったり、「自分のもつ個性や特色が、自身の置かれた環境においてどのような魅力になりうるか」といった自己分析にも非常に応用が効くものなのだと、本書を読みながら体感することができる。
自分の魅力・セールスポイントをどのように見つけるのか、そしてどのように自分を輝かせるために活きてくるのか、といった内容は、ビジネスマンだけでなく学生にも役に立つ内容であると感じる。
