【ロジカル・ライティング】

インフォメーション
題名 | ロジカル・ライティング |
著者 | 照屋 華子 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
出版日 | 2006年3月 |
価格 | 2,420円(税込) |
ベストセラー「ロジカル・シンキング」(2001年刊)の著者による待望の続編。ブームの先駆となった前者のツールを応用して、ビジネスパーソンに必要な文書作成の技法を紹介する。
引用:東洋経済新報社
ポイント
- 「ロジカル・ライティング」とは、日々の仕事の中で作成する文章を、わかりやすく理論的に書くためのアプローチである。
- 書き手には読み手に期待する反応が必ずあり、それをうまく引き出すことが書くことの目的なのである。
- 文書作成の根っこは、「何について、何のために、誰が、誰に向けて書くのか」ということ。この4つを「コミュニケーションの設定」と呼ぶ。
サマリー
はじめに
ビジネスコミュニケーションでは「書くこと」が必須である。
特に重要な事柄については書いて説明することが多く、ごまかしがきかないので、書いて伝えたものがすべてになる。
また、一度わかりにくい文書になってしまうと、読み手は解読に多大な時間とエネルギーを費やし、仕事も滞ってしまうのだ。
ビジネスである以上、わかりやすく、読み手の「なぜ?」に根拠をもって説明できるように書くことは、ビジネスパーソンの基本スキルであろう。
本書で紹介する「ロジカル・ライティング」は、日々の仕事の中で作成する文章を、わかりやすく理論的に書くためのアプローチである。
ビジネスの中で「書くこと」を理解する
書くことの目的
文章の組み立てを考えるとき、自分は読み手に対してどんなコミュニケーションをしたいのかを確認する。
ビジネス・コミュニケーションは以下の5つの基本要素でできている。