【決定版マインド・コントロール】

インフォメーション
題名 | 決定版マインド・コントロール |
著者 | 紀藤正樹 |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2017年2月 |
価格 | 1,100円(税込) |
自分はぜったいにだまれさない
と思ってるあなた。
巧妙な手口で私たち一般人を狙う、
悪徳占い師、霊能者、オレオレ詐欺グループ。
彼らはどのような手口で、
近づき、心の闇に入ってくるのか?
被害者救済の第一人者が「だましの手口」を徹底告発!
さらに、その対策をわかりやすく解説する。
こんな人は要注意!
□大学に進学した。
□新入社員である。
□最近、環境が変わった。
□新しいことにチャレンジしたい。
□何か社会に役に立つことがしたい。
□素直な性格だといわれる。
□完璧主義だといわれる。
□孤独を感じる時がある。
□健康に不安がある。
□マインドコントロールに絶対かからないと思っている!
素朴な疑問にズバリ答えます!
●なぜ、一国のトップや有名芸能人までマインド・コントロールにかかるのか?
●恋愛中の男女もマインド・コントロールに
かかっていると言えるのか?
●コーチに心酔するスポーツ選手もマインド・コントロール?
●「性格のよい素直な子」たちがなぜひっかかる?
●「マインド・コントロール」と「洗脳」は、どう違う?
●マインド・コントロールで駆使される心理テクニックとは?
●家屋敷まで巻きあげる手口とは?
●「脱マインド・コントロール」の手法とは?
●なぜ日本は「世界的なカルトの吹きだまり」なのか?著者プロフィール
引用:アスコム
ポイント
- 重要な問題は、相手が被害者に対してどのような働きかけをしたのか、だ。マインド・コントロールの問題を考える場合も、事実の真相を見極める真摯な姿勢が重要なのだ。
- 「マインド・コントロール」の手法は、人間心理を巧みに利用して人から信頼を獲得し、最終的に「YES」(はい)と言わせる心理的なテクニックがちりばめられている。
- マインド・コントロールを駆使した霊感商法やカルトの被害を社会全体で減らしていくために必要なことをいくつか提言したい。
サマリー
まえがき
著者は、消費者被害の救済事件を数多く扱っている弁護士だ。
問題や事件として話題に上がると必ず「自己責任ではないか」「マインド・コントロールにもよいマインド・コントロールと悪いマインド・コントロールがある」などと、マインド・コントロールの持つ問題性を矮小化する意見が出てきてしまう。
重要な問題は、相手が被害者に対してどのような働きかけをしたのか、だ。
マインド・コントロールの問題を考える場合も、事実の真相を見極める真摯な姿勢が重要なのだ。
著者は、1991年4月、統一教会(当時)の伝道の違法性、つまり「マインド・コントロール」の違法性を問う裁判を東京地裁に起こしたが、言葉そのものさえ世間には知られていなかった。
1995年にオウム真理教が地下鉄サリン事件を引き起こしたことを契機に、マインド・コントロールは破壊的カルトの悲劇を繰り返さないために考慮されなければならない重要なキーワードとなった。
司法がマインド・コントロールの違法性を認める初判決を下したのは2000年9月14日。
その後も続々と「マインド・コントロール」の違法性を認める判決が続き、最高裁判所の判例も出ている。
それでもなお「マインド・コントロール」についての誤解があり、悲劇が続いている。
その誤解を解消するために本書を書いた。
「マインド・コントロール」は決して他人事ではない!
「マインド・コントロール」に無理解な識者が少なくない
「マインド・コントロール」とは、「自分以外の人や組織が常識から逸脱した影響力を行使することで、意識しないままに自分の態度や思想や信念などが強く形成・支配され、結果として物理的・精神的・金銭的などの深刻な被害を受ける状態」と思ってほしい。