【「運がいい人」になるための小さな習慣 世界の成功者が実践するたった1分のルール】

インフォメーション
題名 | 「運がいい人」になるための小さな習慣 世界の成功者が実践するたった1分のルール |
著者 | サチン・チョードリー |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2019年5月 |
価格 | 1,650円(税込) |
「小さな習慣」とは、
特別な努力を要さず、むしろ簡単で、それこそ1分でできるような習慣です。
それでいて、効果は絶大。
あなたを「運がいい人」に変えてくれます。
本書の著者は、
そんな「小さな習慣」の法則に気づき、
成功者の仲間入りを果たしたインド人のサチン・チョードリー氏。
20代で来日し、「カンブリア宮殿」などのテレビ番組にも出演。
2016年にはあの世界3大投資家の一人、
ジム・ロジャース氏との共同セミナーを開催しています。
そんなサチン氏ですが、
一介のサラリーマンとして日本でのキャリアをスタートし、
貯金残高がわずか3万円の極貧生活を送っていました。
しかし、「小さな習慣」を実践したとたんに運を引き寄せ、
あっという間に成功者の仲間入りを果たしたのです。
サチン氏は、周りの成功者たちが運を味方にしていることに気づき、
その思考と行動に共通点があることを見つけました。
・運がいい人は、「可能思考」で考える
・運がいい人は、「コンフォートゾーン」の外へ飛び出す
・運がいい人は、「PDCA」より「DCAP」で物事を動かす
・運がいい人は、「成功環境」に身を置く
・運がいい人は、「自分のファン」をつくる
などなど。
そして、彼らを徹底的に観察した結果、
彼らが実践している「小さな習慣」に気づいたのです。
・「自分は運がいい」と1日に5回言う
・「いつものメンツ」との飲み会や集まりを減らす
・迷った時はすべて「YES」と答える
・ホテルのラウンジでミーティングをする
・「ギブ&ギブ&ギブ」で与え続ける
……etc.
そのひとつひとつを日常生活の中に落とし込むことで、
サチン氏は彼らの成功法則を自分のものにしました。
本書では、サチンさんが実践した「小さな習慣」を40個紹介しています。
まずは、どれか1つ選んで実践してみてください。
その簡単さと、思いもよらぬ効果におどろくはずです。
また本書では、3人の男女に「小さな習慣」を実践してもらいました。
「10日間実践したら、仕事が3つ舞い込んだ」(53歳・男性)
「体調がよくなり、体重が一週間で2キロも減った」(38歳・女性)
「有意義な時間とお金、友人が増えた」(41歳・男性)
と、効果バツグン。
「小さな習慣」はすべて1分。
ささやかな視点や意識の切り替えで実践できるから、簡単に続けられます。
あなたも「小さな習慣」で「運がいい人」になり、理想の人生を手に入れましょう。
引用:アスコム
ポイント
- 日本人は、できない理由を考えて行動をストップしてしまう「不可能思考」の人が多い。しかし運がいい人は「可能思考」で考える。視点を反転させ、できない理由ではなく、できる方法を探そう。
- ポジティブな言葉を発するだけで、人は前向きになる。イメージを言葉にすることで意識に強く焼き付けば、人の行動はそこに近づいていこうとする。
- 居心地のいい「コンフォートゾーン」では人は成長することができない。目指すべきは、適度なストレスと高い学習効果が得られる「ラーニングゾーン」だ。たとえば、いつものメンツと会う回数を減らし、「新たなメンツ」と会えば、多くの学びと発見があるだろう。
サマリー
はじめに
インド人である著者は、幼少の頃に日本で暮らし、23歳のときに再び来日する。
仕事で結果が出せずに追い詰められたとき、まわりの成功者たちに学んで実践したのが「運がいい人」になるための方法だ。
ヒンズー教の格言もヒントに、成功者の思考や行動を「習慣=ルール」として続けたところ、運の流れが変わった。
人は、「ちょっとだけ」なら変わることができる。
それを習慣として積み重ねることで、素晴らしい人生につながっていく。
本書では、著者の人生を変えた、成功するための「小さな習慣」をお伝えする。
運がいい人は「可能思考」で考える
日本人は、何事においてもまず“できない”理由を考える人が多い。
できない理由を考えて行動をストップしてしまう「不可能思考」が日本人の行動を縛っているのだ。
「できない理由ではなく、できる方法を探す」。
この言葉こそが「可能思考」の本質である。
これを克服するのは難しいことではない。
「不可能思考」の逆こそが「可能思考」。
今ある視点をそのまま反転させればいいのである。
「自分は運がいい」と一日に5回言う
ポジティブな言葉を発するだけで、人は前向きになる。
日本にもそういう考え方を示す「言霊(ことだま)」という言葉がある。
頭のなかで考えるだけでなく、実際に口に出してみることで、その言葉に力が宿る。
それが言霊のパワーだ。
これは必ずしもスピリチュアルな話ではない。
イメージを言葉にすることで意識に強く焼き付けば、人の行動はそこに近づいていこうとする。
また、「運がいい」と繰り返し口にすれば、日常生活のなかに埋没している「運がいい」ことにも目が向く。
たとえば、外へ出かける日に空が晴れ渡っていたり、たまたま飛び込んだレストランでおいしい料理にありつけた、などの見過ごしがちな幸運を認識できるようになる。
そして身のまわりのたくさんの幸運を発見できれば、何事にも前向きになれるだろう。
「失敗した未来」をイメージする
日本人の「不可能思考」の理由のひとつに、失敗を恐れすぎていることがあるかもしれない。
ビジネスの場では、それはときに足かせになってしまう。
怖くて足がすくんでしまうときは、あえて失敗した場合を想像してみよう。
それが1カ月後の自分にどんな影響を与えるか、具体的にイメージするのである。
会社をクビになっているか、降格して給料が減っているか、部署の仲間につまはじきにされているか。
おそらく、そこまでの事態には陥っていないはずだ。
少々の失敗をしたところで、大したことではない。
それがわかれば、挑戦は怖くなくなる。
ネガティブを断捨離する
ネガティブの断捨離とは、目にする情報、出会う人、遭遇する体験に対して、ネガティブなものを極力排除し、ハッピーでいるための環境を整えること。
ゴシップやネガティブなニュースが目に入らないようにしたり、人間関係についての断捨離もおすすめ。
まずは自分にとってのネガティブ要素がどこにあるのか、センサーを一段上げて探してみることが重要だ。
慣れによって曖昧になってしまったり、「大人だから」と我慢するのが当たり前になっているケースもある。
食生活、友人との距離感など、あらゆる場面でネガティブ要素を排除する意識を持とう。
そのようにして快適な環境になれば、「可能思考」に切り替わる。