【セールスコピー大全 見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方】

インフォメーション
題名 | セールスコピー大全 見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方 |
著者 | 大橋 一慶 |
出版社 | ぱる出版 |
出版日 | 2021年1月 |
価格 | 1,980円(税込) |
おもわず注目し、夢中で読み進め、気が付けば申込んでいる……
「非対面・非接触でバカ売れさせる」コトバの全技術。
・売れる「キャッチコピー」
・思わず読み進めてしまう「リードコピー」
・買う気マンマンにさせる「ボディコピー」
・たった一言で売上が倍増する「オファー」
・失敗しない「広告テスト法」
・読みやすくなる「レイアウトと装飾」
・「紙媒体とWEB媒体」の違いと注意点
など、セールスコピー(=買ってもらうための文章術)専門家による「バカ売れさせるスキル」のすべてをこの1冊にまとめました。
「チラシ、POP、DM、セールスレター」から、「販売サイト、ネット広告、HP、ブログ、SNS、メルマガ」まで、リアルの紙からネットを問わず、幅広く効果を発揮します。
「商品・サービスを売りたい」すべての人に役立つ、セールスコピーの決定版ができました!
引用:ぱる出版
ポイント
- セールスコピーは、言葉で表現すべき「売れるアイデア」があるかどうかが前提。「売れるアイデア」は、あなたの頭の中から生み出すのではなく、お客さんの頭の中から拾い上げるものである。
- キャッチコピーとは、読み手の注意を掴み、続きを読む気にさせるものだ。その良し悪しで、広告のレスポンスが大きく変わる。
- ボディコピーの目的は、読み手の購入意欲を育てること。求められるのは、優れたセールストーク、言いかえると「説得術」である。
サマリー
文章より大事な前提
セールスコピーの本質は、アイデア次第でいろんな売り文句が作れること。
言葉で表現すべき「売れるアイデア」があるかどうかが前提となる。
「売れるアイデア」は、あなたの頭の中から生み出すのではなく、お客さんの頭の中から拾い上げるもの。
「何を言えば売れるだろう?」ではなく、「お客さんが強く求めているのは何だろう?」という思考を持つ必要がある。
キャッチコピー
キャッチコピーとは、読み手の注意を掴み、続きを読む気にさせるものだ。
その良し悪しで、広告のレスポンスが大きく変わる。
ここでは、キャッチコピーをより魅力的にするための表現法をお伝えする。
ベネフィットを語る
A「キャッチコピーを習得」
B「売れるキャッチコピー習得」
この2つでは、Bに魅力を感じるだろう。
Bには「売れる」という「ベネフィット」がある。
ベネフィットとは、商品やサービスから得られる「嬉しい未来」のこと。
お客さんは商品ではなく、ベネフィットを求めてお金を支払う。
キャッチコピーでは必ずベネフィットを語ろう。
読み手を絞り込む
「○○のあなたへ」という、読み手を絞り込んだ表現は、不特定多数が接触する媒体で、特定のターゲットから注目を集める効果をもたらす。
注意点は、読み手を具体的に絞り込んだ表現にすること。
学習塾のチラシの場合、「わが子の成績に悩むお母さまへ」では、不完全。
「大川第三中学のお母さまへ」のように、絞り込んだ表現にする。
さらに魅力的にするには、ターゲットの心の声に置きかえる。
アンチエイジング系の商品の場合、「アンチエイジングに興味があるあなたへ」は、普通すぎる。
ターゲットの心の声に置きかえて、「若かったあのころに、戻りたいあなたへ」とすると、読み手の共感を得やすくなる。
数字を上手に使う
数字は、視認性効果が高く、伝えたいことを一瞬でイメージしてもらえる。
とても大きな国 ⇔ 日本の10倍大きい国
参加者全員が満足 ⇔ 参加者100人全員が満足
注意点として、まず、具体的な数字を語ること。
「1,000人全員が満足」より、「1,000人中982人が満足」の方が信用できる。
具体的な数字が信憑性を高め、情報の価値を高めるのだ。
また、ターゲットがその価値を即理解できることも大切。
たとえば「リピート率90%」という表現では、「リピート率」は売り手側の言葉である。
消費者目線で考え、「10人中9人がもう一度買ってしまう」とした方が、人気ぶりをすぐに理解してもらえる。
ボディコピー
ボディコピーの目的は、読み手の購入意欲を育てること。
求められるのは、優れたセールストーク、言いかえると「説得術」である。
売れるボディコピー5つの法則
次の5つの法則を守らなければ、読み手を動かすボディコピーは書けない。
①「1対多」ではなく、「1対1」
目の前にいるたった1人を動かすつもりで書く。
②「私」ではなく「あなた」
「私はこれができます」ではなく、「あなたはこうなります」と語る。
③1広告1訴求
たくさんの訴求を伝えようとすると、何を伝えたいのかがわからない。
④長ければよいものではない
不要な文章は「読むストレス」を高める。
⑤「わからせる」のではなく「気づかせる」
理詰めでわからせるのではなく、商品の必要性に気づいてもらう。
説得力を高める技術
●客観的な事実を語る
個人的な意見ではなく、読み手が共感できる「客観的事実」を語る。
主観「筋肉を大きくするならプロテインが必要です」
客観「ボディビルダーはプロテインを飲んでいます」
●3つの理由
「三拍子そろう」「三位一体」など、「3」を使った言葉は多い。
「3」は安定感が伝わるマジカルナンバーなのである。
理由を語るなら、3つ述べると説得力が高まる。