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【スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法】

インフォメーション

題名 スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法
著者 大嶋信頼
出版社 ワニブックス
出版日 2018年8月
価格 1,430円(税込)

・やたら恋人がいるかどうかを聞いてくる人
 ・休みの日に何もしていないと、その理由を聞いてくる人
 ・興味がないのにしつこく交際を迫ってくる人
 ・自分のことを「いじられキャラ」として扱ってくる人
 ・ちょっとしたことでもネチネチ小言を言ってくる人……
 生きていると、このような人たちが目の前に現れる場面が多々あります。これをまともに相手にしてしまうと、振り回されて心が疲れてしまい、自分の思い通りの人生を歩むことができなくなってしまいます。しかし、職場の同僚や取引先、あるいは家族だと、対応に悩んでしまいますよね。
 実は、こういった場面はちょっとしたことで回避(スルー)することができるんです!
 本書は、なぜ面倒くさい人が現れるのかのメカニズムを解説し、簡単にできる対処法を伝授します。
 本書を読んで、人生をもっとラクにしましょう!

引用:ワニブックス

ポイント

  • 「スルーできる人は、いい意味で『鈍感』です。そのため、『しなくていいこと』をスルーできるから、時間を無駄にすることがありません。」

  • 著者は、嫉妬の発作は「自分よりも下の立場の人間が、自分にはないものを持っている」という条件で発生し、破壊的人格に変身してしまうと伝える。

  • 「上司の言っていることを真に受けて、「自分が悪いんだ」と自分のことを切り開いたって、苦しみしか出てこない。その苦しみでどんどん弱り、自信がなくなっていくのは当たり前のことかもしれません。「ここが悪い!」と言われたことを真に受けないで、自分を傷つけなければ、元気も取り戻せます」

サマリー

スルーできる人

著者は、もともといろんなことに敏感で、ちょっとしたことでも気になり、仕事が手につかなかったり、好きなことができなかったりした。

そんな著者がうらやましく思ったのは、スルーできる人だ。

スルーできる人は、人からの批判や評価を気にしない。

周りの感情にも流されず、困っている人がいても気に留めない。

以前の著者は、「困っている人を助ける方が人から尊敬される」と考えていたが、結果的には、助けるどころか困っている人の苦しみの世界に引きずりこまれることが多かったという。

一方、スルーできる人は、困っている人を気にしないことで、そのうち困っている人もその影響を受け、結果的に困難から解放されて、自分のことをスルーした人を尊敬するようになっているというのだ。

「スルーできる人は、いい意味で『鈍感』です。そのため、『しなくていいこと』をスルーできるから、時間を無駄にすることがありません。」

と著者は実感を語る。

そして、著者自身も鈍感になる努力をしてもなかなかうまくいかなかったが、カウンセリングの仕事を通して見えてきたものがあった。

本書には、著者が発見した、スルーできない仕組み、また、どんどん鈍感になって美味しい人生が生きられるスルースキルが紹介されている。

「鈍感」になることから始めよう

気にすべきこと、しなくていいことの線引き

著者は、スルーできない人だったため「自分の不利益になる!」と反応したことが気になり、考えても無駄なことに時間をかけてしまっていた。

気にすべきことと、しなくていいことの線引きを明確にすればいいと思うかもしれないが、なかなかそうできないでいた。

しかし、あるとき、「みんなが私に不利益をもたらす」と気にしたり反応したりすることは「ものすごく惨めで貧乏」であることに気がついた。

そこで、著者が試したスルースキルは、「『お金持ち』の感覚になってみる」ことだ。

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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この要約の著者

大学で日本文学を専攻。
卒業後、大手人材派遣会社で独立行政法人の就業サポート業務に従事。
育児中、ベビーマッサージインストラクター、食生活指導士等の資格を取得し、教育系メディアにてwebライターに。
2023年、サマリーオンラインに参画。累計100記事以上の要約記事を制作。
人生に新しい彩りを与える「本」とのコネクト役になれたら嬉しいです。

好きな本
『落梅集(島崎藤村/日本近代文学館)』
『ロラン=マルヴィーダ往復書簡(南大路振一訳/みすず書房)』
『好奇心を天職に変える空想教室(植松努著/サンクチュアリ出版)』

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