【THE TEAM 5つの法則】

インフォメーション
題名 | THE TEAM 5つの法則 |
著者 | 麻野耕司 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2019年4月 |
価格 | 1,650円(税込) |
●偉大なチームに必要なのは「リーダー」ではなく『法則』だ
「個」の重要性が叫ばれている今。そこからさらなる成長・脱却を遂げるためには、個と個をつなぐ「チームワーク」が重要だ。
しかし、私たちは正しいチームづくりを教わったことがあっただろうか――。
本書は経営コンサルタントとして数多くの組織変革に関わってきた著者が、Aim(目標設定)、Boarding(人員選定)、Communication(意思疎通)、Decision(意思決定)、Engagement(共感創造)という 5つの法則をもとに、成功するチームとはなにかを科学的に解明した、チームづくりの決定版だ!
「『THE TEAM』というタイトルには、チームの法則の決定版を届けたいという思いと共に、読んでいただいたすべての読者の方が「あなたのチーム」をつくれますようにという願いを込めました。 今こそ「チームの法則」によって、ドラマや映画の中では当たり前のように起こる「チームの軌跡」を自らのチームで起こせるようになることを祈っています。 」
(本文「はじめに」より)
●各界から絶賛の声
「この本を読めば、私たちがいかにチームを知らないかがわかる。
『チームの法則』を知れば、それだけで突き抜けた場所に行ける」
(山田進太郎 : メルカリ会長兼CEO)
「自分のチームづくりがいかに整理されていなかったか、情けなくなった。
もっと早くこの本に出会えていたら」
(岡田武史 : 元サッカー日本代表監督・FC今治オーナー)
「この本は、チームに関する知の結晶だ。
この一冊に何冊もの学術書の知見が詰まっている」
(中原淳 : 立教大学経営学部教授)
引用:幻冬舎
ポイント
- 意義目標を設定することで、メンバーは自らの生むべき成果や取るべき行動について、意思を持つことができる。
- 「誰をバスに乗せるのか」が企業経営にとって最も大切なことであり、メンバー選びという意味では、「誰をバスから降ろすのか」も重要である。
- 映画「オーシャンズ11」のようなチームが求められるようになってきている。
サマリー
はじめに
チームづくりには特別な能力や経験は必要ない。
ただし、そこには確固たる法則が必要だ。
また、「チームの法則」はリーダーのための法則ではなく、チームに関わるすべてのメンバーが理解し、実践すべき法則なのである。
もしもあなたの関わるチームで愚痴をこぼすようなことがあるのであれば、まずはこの「チームの法則」を実践してみてはどうだろうか。
今こそ、「チームの法則」によって、ドラマや映画のような「チームの奇跡」を、自らのチームで起こせるようになることを祈っている。
Aim(目標設定)の法則
共通の目的がない集団は「チーム」ではなく「グループ」
チームとグループを対比しながら考えたい。
単に2人以上の人間が集まって活動するだけの集団は「グループ」と呼ぶ。
チームをチームたらしめる必要条件は「共通の目的」である。
仲良しグループが一緒に登校するだけの集団をチームとは呼ばない。
「みんなで安全に登校する」などの目的があってこそ、初めてチームになる。
上級生と下級生が混ざった班をつくろう、時間通りに集合しよう、上級生は下級生に気を配ろうといったチームプレイが生じ得るのである。
本書では「共通の目的を持った2人以上のメンバーがいる集団」をチームと呼ぶ。
条件に当てはまれば、どんな集まりもチームとして、その活動を効果的な物に変化させることができる。