【説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング】
インフォメーション
題名 | 説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング 説得力が飛躍的にアップする28問 |
著者 | 深沢 真太郎 |
出版社 | PHP研究所 |
出版日 | 2022年12月15日 |
価格 | 1,155円(税込み) |
人は話し方で評価されてしまうものです。
話す内容の前に、話し方で、「こいつはダメだな」「頭が悪い」と思われてしまいます。
そんな話し方を改善するには、どうすればいいのか?
それには「数学的思考」を身につけることです。
思考が変われば、自動的に話し方も変わります。
「数学は苦手だ!」という人も大丈夫。「数学的」と「数学」は違います。
「定義」「分解」「比較」「構造化」「モデル化」の5つさえできるようになれば、あなたの話し方は強い説得力を持ち、相手に納得感を与えることができるのです。
本書の「演習問題」に解答しながら、思考と話し方をトレーニングして、信頼される人を目指しましょう!
引用:PHP研究所
ポイント
- 話し方を変えるには、ベースとなる思考を変える必要がある
- 数学的思考で話を組み立てると、わかりやすく話すことができる
サマリー
〇「数学的」話し方とは
「思考」が「話し方」を決める
同じことを話していてもそれをポジティブに話す人もいれば、ネガティブに話す人もいる。
この違いは、「話し方」だけではなく、その物事をどのようにとらえるのかという「思考」にある。
そのため、自分の「話し方」を変えたいのであれば、まず「思考」を変えるべきである。
数学とは説明である
数学というと学生時代に授業で習った計算を思い起こす人も多いだろう。
しかし、それ自体は数学そのものではない。
数学とは説明することである。
最もわかりやすいのは、「証明」であるが、その他の計算も計算式を用いて答えを説明しているのである。
数学的思考が話し方を変える
数学で計算する際に頭で自然に行っていたことを言語化すると以下の5つである。
①定義
②分解
③比較
④構造化
⑤モデル化
一方、話が分かりやすい人の説明を聞いていると、「導入→主張→解説→結論」で話している人が多い。
この際、主張と結論はその話で何を伝えたいかという部分であるため、最初から内容が決まっており、わかりやすい説明という観点では重要ではない。
重要なのは導入と解説であり、この二つが説明の分かりやすさを左右する。
また、この導入と解説は数学的思考に重ねると以下のように考えることができる。
導入=定義
解説=分解、比較、構造化、モデル化
つまり、数学的な思考で話を組み立てることが、相手にわかりやすく伝えることにつながると言える。