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【伝わるのは1行。】

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題名 伝わるのは1行。
著者 田口まこ
出版社 かんき出版
出版日 2018年12月10日
価格 1,540円(税込)

 

 あの人の話はいつも短くてよくまとまっている。
あの会社のツイッターは、いつもリツイートされる。
内容に大差はないのに、あの人の企画はよく通る。
ネットで同じ商品を売っているのに、なぜかあのお店はよく売れる。

その最大の理由は、文章の長さにあります。情報があふれる現代、伝えたいことをより理解してもらおうと、長文でアピールしても隅々まで読んでくれる人はいません。2行以上の情報は、基本的に読み飛ばされてしまうといっても過言ではないのです。
こんな時代に自分の言いたいことを相手にきちんと伝えるために必要なのは、見た瞬間に直感的に理解でき、なおかつ「面白そう」「自分に関係ありそう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えること。本書では、コピーライター一筋30年の著者が、それを“わずか1行”で実現する方法を解説します。
さらに、特に悩んでいる人が多い、女性向け商品やサービスを扱っている、企画開発やマーケティング、SNS、営業担当者に向など「女性に心を動かす伝え方を知りたい」という方向けに、女心のつかみ方を解説する特別付録もついています。

引用:かんき出版

ポイント

  • 伝えたいことを1行に凝縮する4つのステップ

  • 1行を磨く7つのテクニック

  • 右脳でパッと感じとり、より速くメッセージを伝えられる言葉

サマリー

長文は嫌われる

ひと昔前に比べ、文字を使って伝えることの重要性は、劇的に増している。

同時に、読んでもらえない情報も激増している。

読み飛ばされる文章は、共通して長い。2行以上の情報は基本的にスルーされるといっても過言ではない。

「1行力」を身につければ、ほかの人と差のつく伝え方ができる。

コミュニケーションもスムーズになり、仕事も日常生活も豊かなものになるだろう。

伝えたいことを凝縮する、4つのステップ

たとえば、「初心者向けの料理本」の店頭POPを書くとき。

1 ターゲットを「絞る」

すべての人に伝えようとすると、当たり障りのない言葉になり、誰にも伝わらない。

ターゲットを1つに定め、そのイメージを具体化することが大切である。

ここでは、ターゲットを「30代の働く女性」に絞る。

そこから、「2歳と5歳の子どもがいる」「共働き」「金銭的に余裕がない」「料理は得意ではない」などと人物像を具体化していく。

すると、「時短」「節約」などのキーワードが浮かんでくる。

2 思考を「広げる」

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