【EV (電気自動車)推進の罠 】

インフォメーション
題名 | EV (電気自動車)推進の罠 |
著者 | 加藤康子、池田直渡、岡崎五朗 |
出版社 | ワニブックス |
出版日 | 2021年10月 |
価格 | 1,650円(税込) |
ものづくりを守れ!日本とクルマを愛する熱き論客が徹底討論!
★加藤康子(元内閣官房参与)
★池田直渡(自動車経済評論家)
★岡崎五朗(モータージャーナリスト)
SDGs、ESG投資、地球温暖化、環境問題の欺瞞を暴く!
★ EVは環境に優しいの嘘
★ ガソリン車廃止でCO2削減の嘘
★ 燃えるEVバッテリーの本当
★ 中国製リチウムイオン電池が危ない!
★ EVは何故高いのか?(EVの価格の真実)
★ テスラとイーロン・マスクの嘘
★ トヨタとVWの世界戦争勃発
★ そもそも日本には電気が無い!(原発再稼働の真実)
★ EV化で失われる日本の雇用550万人の本当
イーロン・マスク(テスラ)、菅義偉、小泉進次郎、小池百合子、ヘルベルト・ディース(VW CEO)、中国共産党、EU、マスメディアの嘘を暴く!
ガソリン車廃止の真相は?EV化に潜む罠とは?
引用:ワニブックス
ポイント
- EV推進は、日本の経済と産業構造に決定的な打撃を与えるものだ。この舵を取り間違えると、日本は長年にわたって培ってきた工業立国の土台を失い、多くの失業者を抱えることになる。
- リチウムイオン電池の改革なしに本格的なEVの普及はない。リチウムイオン電池は車両価格の3割〜5割である。バッテリーの価格が下がらない限りEV本体の価格も下がらず、一般への普及は難しいだろう。
- 脱炭素政策の紛れもない勝者は中国である。EVになれば、中国はバッテリー並びに新エネ車において、世界制覇をもくろむ自動車強国の野望を実現することができるのだ。
サマリー
安易なEV化は日本を滅ぼす
私たちの国の経済は、自動車産業によって支えられている。
自動車産業は70兆円の総合産業であり、部品、素材、組立、販売、整備、物流、交通、金融など、多岐にわたって国民の経済を支えている。
日本から自動車産業がなくなったら、未来に豊かな暮らしを続けることはできない。
EV推進は、日本の経済と産業構造に決定的な打撃を与えるものだ。
この舵を取り間違えると、日本は長年にわたって培ってきた工業立国の土台を失い、多くの失業者を抱えることになる。
内燃機関がEVになれば、自動車の部品の数は圧倒的に減り、内燃機関とトランスミッションがバッテリーとモーターに変われば、コストの4割はリチウム電池になる。
実は、このリチウム電池の原材料は中国に握られているのだ。
もし、中国製のバッテリーが主流になれば、日本の自動車産業は中国にその心臓部分を握られてしまう。
これまで、自動車メーカー各社が並々ならぬ努力で研究・開発してきたものや、世界一の技術者たちも、数多く失うことになるだろう。
EV用リチウムイオンバッテリーの課題
リチウムイオン電池の改革なしに本格的なEVの普及はない。
◆ 価格が高い
リチウムイオン電池は車両価格の3割〜5割である。
バッテリーの価格が下がらない限りEV本体の価格も下がらず、一般への普及は難しいだろう。
◆ 充電器が足りない
集合住宅や月極駐車場への普通充電器や急速充電器の設置が必要になるが、インフラ設備が充実していない。
日本中の自動車をEVにした場合、14兆〜37兆の充電インフラ費用が必要になる。
◆ 品質に課題
日本勢vs中国メーカーvs韓国メーカー、品質が悪いと発火事故の危険性などが懸念される。
日本製で安全性の高いバッテリーの生産が急務だ。
◆ 原材料が足りない
コバルト、ニッケル、リチウムが原材料であるが、その生産地が限られており、主に中国に押さえられている。
原材料を豊富かつ安定的に入手できない限り、バッテリーの価格は下がらないだろう。
◆ 航続距離
航続距離の長いバッテリーは、値段が高く、重い。
充電を重ねると経年劣化し、購入当初よりもだんだんと航続距離は短くなる。
◆ 安全性に問題あり
リチウムイオンバッテリーは人体に有害な物質を含み、火災や爆発の危険性もあるのだ。
◆ 環境汚染のリスクが高い
リチウム電池は廃棄時に問題がある。
リサイクルの技術と、そのためのシステム・制度開発が必要だ。
◆ 充電するための電力が足りない
夏と冬は、ただでさえ電力不足になる日本において、充電が特定の時間に集中すれば、送配電網がパンクしてしまう。
1台のEVの蓄電量は、家1軒の約1週間分の電力に相当するのだ。
ただし、被災したときや非常時には、電源になるという利点もある。