【アドラー心理学×幸福学が教える 子どもが一瞬で変わる「言葉かけ」】
インフォメーション
題名 | アドラー心理学×幸福学が教える 子どもが一瞬で変わる「言葉かけ」 |
著者 | 平本あきお 前野隆司 |
出版社 | ワニ・プラス |
出版日 | 2023年1月26日 |
価格 | 1540円(税込) |
こどもの自己肯定感が高まる! 素直にこどもが受け入れる! 良好な親子関係を構築できる! こどもが主体的に動きだす!
五輪金メダリストや企業経営者のメンタルコーチを務めるアドラー研究者と幸福学研究の第一人者が贈る、こどもも親もラクになる50の声かけ具体例とそのベースとなる考え方。巻末に「デンマークの子育てに学ぶ」座談会を収録。
引用:ワニブックス
ポイント
- ちょっとした言葉かけの工夫や気づかいによって、自分自身や子どもの気持ちを落ち着かせ、その場限りでない、本当の心の健康と幸せを毎日手に入れることができるのだ。
- 現代アドラー心理学の土台になっているのは、「共同体感覚」であり、それを構成する要素が「自己受容・他者信頼・貢献感」の3つだ。このうち幸福度と最も相関が高いのが、「自己受容」だ。
サマリー
はじめに(メンタルコーチ・米国アドラー心理学専門大学院修士 平本あきお)
アドラーが挙げた子育てのゴール
子育て中のおかあさんやおとうさんは、とても頑張っている。
イライラしたり頭に血が上ったりすることだって、しょっちゅうあるかもしれない。
しかし、それを否定したり、罪悪感を感じる必要はない。
ちょっとした言葉かけの工夫や気づかいによって、自分自身や子どもの気持ちを落ち着かせ、その場限りでない、本当の心の健康と幸せを毎日手に入れることができるのだ。
アドラーは子育てのゴールは「自立」と「協力」の2つであると挙げている。
「自立」とは、やりたいことがあるときに、チャレンジしようと思えること。
まずは、そんな状態が自立への第一歩と言える。
「協力」とは、本人がやりたいことと、相手がやりたいことの両方を大切にする姿勢だ。
歴史上の有名な心理学者の中で、アドラーは子どもの教育に一番力を入れ、非行少年との関わりの研究に注力していた。
そして、それぞれの人が健全に自分や他人や社会との関係を持てるようになれば、非行もなくなり、問題が解決していくと考えた。
その「健全な関係」をつくるには「共同体感覚がある」ことが重要だとアドラーは言っている。
この共同体感覚とは、「自己受容・他者信頼、貢献感」を感じることができていて、幸せのベースになるような感覚である。