【弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉】
インフォメーション
題名 | 弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉 |
著者 | 鈴木 颯人 |
出版社 | 三五館シンシャ |
出版日 | 2019年4月1日 |
価格 | 1,320円(税込) |
言葉が人を救う
「負に対する免疫を作るためにはどん底を恐れてはいけない。いやむしろどん底をともにすべきだ」(室伏広治)
「怪我はチャンス」(本田圭佑)
「苦しい時や、怒りがこみ上げてきた時に、あえて笑顔を見せたらどうなるかな」(岡崎慎司)
一流アスリートの言葉をもとに、メンタルを育てる具体的方法を徹底解説。
挫けそうな時、つらい時、落ち込んだ時、人は言葉によって救われる。
特に一流アスリートたちの言葉の中には、落ち込んだ人をふるいたたせるだけではなく、その人生にさえ影響を与えるものが数多くある。弱った心に寄り添う言葉をピックアップしながら、著者独自の逆境を乗り越えるメンタル術を公開。
引用:フォレスト出版
ポイント
- 本当に重要なのは、どんなアスリートもメンタルが弱ったり、ネガティブになったりすることがあるということだ。私は多くのアスリートの言葉に触れる中で、ポジティブな言葉を聞くよりも、ネガティブな状態から抜けだす術を学ぶことの方が大事だと思っている。
- 一流の選手は最初からポジティブシンキングができていたわけではなく、何かしらの経験を通じてポジティブに振る舞った方がトクだと気づいたはずなのだ。
- 私たちは、結果を出すこと以上に大切なことが何であるかを考えなければならない。
サマリー
弱ったメンタルに成長のチャンスが眠っている
私はさまざまな競技の選手をメンタル面からサポートする「スポーツメンタルコーチ」という仕事をしている。
一般的に、彼らの前向きな側面にはスポットライトが当たるものの、その迷いや悩みはあまり知られていない。
しかし、本当に重要なのは、どんなアスリートもメンタルが弱ったり、ネガティブになったりすることがあるということだ。
私は多くのアスリートの言葉に触れる中で、ポジティブな言葉を聞くよりも、ネガティブな状態から抜けだす術を学ぶことの方が大事だと思っている。
多くの方々が「ポジティブに生きよう」というメッセージに同意しながらも、なかなかそれを実践できずにいるのではないだろうか。
そんなとき必要になるのが、弱い自分に向き合う覚悟だ。
本書は、アスリートの言葉を解説しながら、読者の皆さんのメンタルをサポートしつつ、自分と向き合っていただくことを目的としている。
弱いメンタルでも大丈夫だ。
挫けても不安でも心配いらない。
すべては成長のチャンスなのだから。
スタートの不安を励ます言葉
”先のことは心配せずに、ひとつひとつレースを戦っていこう。
最終的に勝てれば言うことないし、負けたとしてもこの世の終わりが来るわけじゃない。(セバスチャン・ベッテル)
彼は、F1において史上最年少ワールドチャンピオンをはじめ、数々の最年少記録を樹立した。
「勝ち・負け」よりも、レースをどう戦うかに主眼が置かれている。
「絶対に勝つのではなく、そんなことは考えずに、1つひとつのレースを見ている」のだ。