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【花の香の武士 新選組伊東甲子太郎伝】

読むのに必要な時間 約 4 分

目次

インフォメーション

題名花の香の武士 新選組伊東甲子太郎伝
著者頼 達矢
出版社
出版日2021年10月
価格300円(税込)

登場人物

伊東甲子太郎(伊東大蔵)
 主人公。新撰組に誘われ、その後日本を変えるべく奔走する。

近藤勇
 新撰組局長。自分たちと意見は違えど、伊東のことを立派な人物だと認めている。

土方歳三
 新撰組副長。伊東とは意見が食い違うことが多い。

藤堂平助
 伊東を新撰組に誘った隊士の一人。

あらすじ

※一部、ネタバレを含みます。

※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。

新撰組への誘い

ある日伊東は、藤堂平助から、新撰組への入隊の誘いを受ける。

時はかの有名な「池田屋事件」が起こった直後で、その名をとどろかす新撰組が尊皇攘夷を掲げる仲間であるか、伊東は興味を持つ。

そして、新撰組へと赴いた伊東は近藤と話をし、入隊を決意するのだった。

いざ新撰組へ

新撰組へと入隊した伊東は、様々な人と交流する。

剣士として名をはせる沖田総司や、近藤の優秀な右腕・土方歳三など、名のある剣士たちに囲まれながら伊東は日々を過ごしていた。

そんな中、母が倒れたという知らせを聞いた伊東は一時故郷へと戻る。

しかし、その知らせは、妻のうめが伊東に帰ってきてもらいたいがための嘘であり、事実を知った伊東はうめに離縁を言い渡す。

様々な人との離別

うめとの離縁後、隊内でもいくつか離別があった。

それぞれの思想が錯綜し、段々と新撰組の在り方に疑問を持つ伊東。

伊東の心が新撰組から離れていっていることを近藤や土方も感じ取っており、両者の間に緊張感が走る。

決裂

そんな中、伊東は薩摩藩の男と接触する。

そして、伊東は新撰組からの脱退を考え始め、周りの仲間にもそれを伝える。

驚いた仲間たちだったが、伊東の考えに賛同する者は多く、新撰組内部には不穏な空気が漂っていた。

長崎へ向かう伊東

新撰組との関係に悩む中、長崎へと渡った伊東。

そこでオランダ人のフルベッキという男と出会い、外国と日本が戦ったらどうなるかなどを尋ねる。

そして、その歴然とした力の差に戦き、今の新撰組では自分の掲げる尊王攘夷は成し遂げられないと思った伊東は、新撰組からの脱退を決意する。

本来であれば、新撰組からの脱退は死を意味する。

しかし、伊東も近藤も、穏便に隊から離脱することを望んでいた。

独立

近藤に直接話をしにいった伊東は穏便に隊からの離脱を果たし、何人かの仲間と共に新たな国づくりに励んだ。

そして伊東は、京の町で「花香」という芸妓と恋に落ちる。

妻のうめのことが頭によぎったものの、伊東は花香を寵愛し、その後、花香は伊東の子どもを妊娠するのだった。

坂本龍馬という男

伊東はその後、坂本龍馬と接触する。

坂本は新撰組から脱退したにもかかわらず、未だ新撰組をかばうような物言いをする伊東に対して疑問をぶつける。

それに対して伊東は、自分はこの国を生まれ変わらせたいだけだと主張する。

それを聞き、胡散臭いと言い放った坂本だったが、共に助け合える部分があるだろうと言って、協力することになる。

敵対する伊東と新撰組

しかしその後、坂本は何者かによって暗殺されてしまう。

残された遺品から新撰組関係者のものと思われるものが見つかり、伊東も狙われているのではと、伊東の仲間たちは心配する。

その後、伊東は近藤の元を訪れ、互いに己の道を進もう、と杯を交わす。

しかし、その帰り道に伊東の前に現れたのは刀を向ける土方だった。

伊東の最期

土方は近藤から伊東を暗殺するように命令されていた。

伊東は近藤がそんなことを命令するはずがない、と否定したが、土方や他の隊士との斬り合いの末、亡くなってしまう。

まだ見ぬ我が子を思いながら、元新撰組参謀・伊東甲子太郎は今世に別れを告げたのだ。

享年34歳であった。

ライターのコメント

新撰組や伊東、そして薩摩藩の主要人物などそれぞれのキャラクターがいきいきと描かれ、それぞれの人物が当時の日本を変えようと尽力していたことが伝わった。

史実を基にしつつ、彼の内面や人間関係に焦点を当てており、伊東の視点から新選組や幕末の動乱、彼の生き様や理念を感じ取ることができた。

彼の思想や新選組内部での役割、そして最後の悲劇的な結末を通じて、幕末の複雑な人間模様や歴史的背景について考えさせられる一冊だ。

また、本書では伊東やその他の登場人物が詠んだ歌も登場する。

激しい戦いを生き抜いた隊士たちの、美しくもはかない歌に心を奪われた。

そちらも是非、楽しんでいただきたい。

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