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【小さな会社に優秀な若手人材が集まる「新・採用戦略」】

インフォメーション

題名 小さな会社に優秀な若手人材が集まる「新・採用戦略」
著者 あみくらひろし(七軍曹)(著), のぞみ(著・編集)
出版社 Kindle版
出版日 2025年12月
価格 1,180 円(税込)

「最近の若者は根性がない」
「少し厳しくすると、すぐに辞めてしまう」
「高い給料や休みやすさで釣らないと、良い人材なんて来ない」

もしあなたが、社員数10名から20名ほどの中小企業を経営されていて、一度でもこのように感じたことがあるのなら、この本はきっとあなたのためのものです。私はこれまで28年間、ビジネスの最前線で数多くの採用と組織づくりに携わってきました。

部下に対して「なぜ、俺が若い頃にできたことができないんだ」「もっと主体的に動け」と檄を飛ばし、旧来のマネジメント手法こそが正義だと信じて疑いませんでした。しかし、その結果はどうだったか。

良かれと思ってかけた言葉は響かず、社員たちの目からは輝きが消えていく。時間とお金をかけて採用した若者は、いつの間にか会社を去っていく。そして、また高い手数料を人材紹介会社に支払い、新たな人材を探し始める…。そんな負のスパイラルから、どうしても抜け出せずにいました。

この本は、そんな過去の私と同じように、採用と育成で立ち尽くしている経営者のあなたへ向けて書きました。

大丈夫です。あなたの会社は、必ず変われます。高い給料や短い労働時間といった条件で勝負しなくても「あなたの会社で働きたい」と自然に選ばれるようになります。

そして、社員一人ひとりがまるで経営者のように会社の未来を自分事として捉え、ワクワクしながら自発的に動き出す。そんな、あなたがずっと夢見てきた組織を、あなた自身の手で創り上げることができるのです。

私は1996年に積水ハウスに入社しました。そこで叩き込まれたのは徹底した管理と、上司の指示を忠実に実行する、いわゆる体育会系の組織文化でした。私自身、その環境で成果を出し、その成功体験が唯一の「正解」だと信じ込んでいました。

私は自分がハウスメーカーで学んだダイレクトマーケティングという手法を活かしたくて、当時の工務店に転職し、その手法を広げる住宅営業として働き始めました。

その後コンサルティング会社や出版社など工務店のグループ会社を複数立ち上げ、サラリーマン経営者として100人以上の採用と教育に携わってきました。さらに、コンサルティングの現場では全国の中小企業の採用にも関わり、延べ300人以上の採用と教育支援に携わってきました。

「俺の言う通りにやれば間違いない」
「結果が全てだ。プロセスに意味はない」

そんな思い込みのままでも、業績が良い時は社員はついてきてくれました。しかし、オーナーの方針転向などで、会社の風向きが少しでも変わると、彼らの心はあっという間に離れていきました。「やらされ仕事」に魂を宿すことなど、できるはずもなかったのです。当時の私は、その根本的な原因に気づくことすらできませんでした。

転機は突然訪れました。私の娘が、アルバイトで楽しそうに仕事をしている姿を見たとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けたのです。

「この子は、どんな会社だったら心から『ここで働き続けたい』と思うのだろうか?」「もし自分の娘が、かつての私のような上司の下で働くことになったら…?」

そう考えた瞬間、背筋が凍りました。私が「常識」や「当たり前」だと思っていたことは、若い世代にとっては単なる「古い価値観の押し付け」でしかないのではないか。

その日から、私はゼロから再び学び直すことを決意しました。20代、30代の若者たちと、とにかく向き合い続けました。これまでに面談した人数は、実に200人を超えます。彼らが仕事に何を求め、何に絶望し、どんな瞬間に心が動くのか。その一つひとつに、真摯に耳を傾けました。そこで得た気づきを元に、社内の仕組みを一つ、また一つと変えていきました。

・ピラミッド型の組織をやめ、上司と部下という関係性をなくす。
・勤務時間を管理するのをやめ、社員に「自由と責任」を完全に委ねる。
・オーナーや成功者の武勇伝を語るのをやめ、世代を超えて通用する「共通言語」を共に学ぶ場を作る。

周囲からは「そんなやり方でうまくいくはずがない」と何度も言われました。しかし、結果は驚くべきものでした。

面談した20代、30代の若者の実に9割以上が「ぜひ、ここで一緒に働かせてください」と言うようになったのです。さらに驚いたのは、入社後の変化でした。あれほど悩みの種だった離職者が、ゼロになったのです。社員たちは、私が何も言わなくても自ら課題を見つけ、アイデアを出し、主体的に動き始めました。オフィスには、かつてないほどの活気と笑顔が溢れるようになったのです。

さらに私は、サラリーマン経営者としての立場からオーナー経営者として働く環境を得ました。そこから成果は加速度的に出始めたのです。

この経験を通して、私は確信しました。問題は、若者たちの「根性」にあるのではありません。彼らの才能と情熱を解き放つことができない、私たちの「古い組織のあり方」にこそ、すべての原因があったのです。

■本書を読めば、あなたの会社はこう変わる

この本は、私が28年間の遠回りの末にたどり着いた、「若者から自然に選ばれ、社員が自走する会社」の作り方を、誰にでも実践できるよう体系化したものです。あなたがこの本を読み終え、書かれていることを一つでも実践した時、あなたの会社には次のような変化が訪れることをお約束します。

・面談した若者の心が動き出し、「この会社で働きたい」と熱望されるようになる。
・人材紹介会社に高い手数料を払い続ける必要がなくなり、口コミや紹介で人が集まり始める。
・社員の離職に悩むことがなくなり、強くしなやかな組織文化が育っていく。
・社員が「やらされ仕事」から解放され、経営者視点でワクワクしながら働くようになる。
・その結果、あなた自身は細かなマネジメント業務から解放され、未来への希望と確信を持って、本来注力すべき事業の成長に集中できるようになる。

社員数10名から20名規模の会社だからこそ、スピーディーに、そして劇的な効果を実感できるはずです。

もし、あなたが心のどこかで「会社の未来のために、若い世代の力を本気で信じたい」「これまでの常識を捨ててでも、組織を変革したい」と強く願っているのなら。もし、あなたが社員を管理するのではなく、一人ひとりが主役になれる組織を本気で作りたいという熱い想いを持っているのなら。さあ、ページをめくってください。未来へ希望が持てる会社を、あなた自身の手で創り上げていきましょう。

引用:amazon

ポイント

  • 若者が本当に求めているのは、数字で表せる条件の先にある、もっと本質的な価値である。自分の能力を試し、成長を実感し、社会に貢献していると感じられることだ。

  • 若者が会社を辞めていくのは、決して我慢が足りないからではない。 経営者が「当たり前」だと信じてきた「ピラミッド組織」という古いOSこそが、すべての問題の根源なのである。

  • 「ピラミッド組織」に代わる新しいOSとは、「管理」という概念を手放すことだ。階層構造を解体し、社員一人ひとりが主役となる「水平組織(フラットな組織)」へと、会社を生まれ変わらせるのである。

サマリー

音声で聴く

なぜ、あなたの会社に若者は定着しないのか?

「給料や労働時間」でしか勝負できないという思い込み 

多くの経営者が陥っている、非常に根深い罠がある。

それは、「若者は給料や休日、労働時間といった条件でしか会社を選ばない」という強固な思い込みだ。

必死に背伸びをして、他社に負けない条件を提示しても、なぜか集まるのはどこかやる気の感じられない社員ばかり。

そして、少しでも条件の良い会社が見つかれば、あっさりと転職していく。

もし、このような経験に心当たりがあるのなら、その戦い方自体が根本的に間違っているのだ。

若者が本当に求めているのは、数字で表せる条件の先にある、もっと本質的な価値だ。

彼らの心を満たすのは、単なる金銭的報酬ではない。

むしろ、自分の能力を試し、成長を実感し、社会に貢献していると感じられること。

そうした「精神的な報酬」を、私たちの世代以上に強く求めている傾向がある。

問題は若者ではなく、時代遅れの「ピラミッド組織」にある 

あなたの会社で若者が定着しない背景には、主に次の3つの問題が存在する。

1、給料や休日といった「条件」でしか勝負しようとしない思考停止

2、人材紹介会社に依存し、自社の採用力を低下させている現状

3、経営者世代の「古い常識」が、若者の才能を潰してしまっているという現実

一見すると、これらはそれぞれ独立した問題のように見えるかもしれない。

しかし、そのすべての根っこには、一つの巨大な原因が存在しているのだ。

それは、多くの日本企業がいまだに採用し続けている「ピラミッド型組織」という時代遅れのシステムである。

社長を頂点に続く階層構造、上から命令し、下がそれを忠実かつ迅速に実行する。 

しかし、正解が一つではなく、変化のスピードが極めて速い予測不能な現代において、この仕組みはすでに機能不全に陥っているだろう。

若者が会社を辞めていくのは、決して我慢が足りないからではない。 

自分たちの成長を阻害する、時代遅れのシステムから、意思をもって脱出しようとしているだけなのだ。

経営者が「当たり前」だと信じてきた「ピラミッド組織」という古いOSこそが、すべての問題の根源なのである。

答えは「管理」を手放すことにあった

社員が自走する「水平組織」という未来

では、ピラミッド組織に代わる新しいOSとは何か。

それは、これまで当たり前だとされてきた「管理」という概念を手放すことだ。

階層構造を解体し、社員一人ひとりが主役となる「水平組織(フラットな組織)」へと、会社を生まれ変わらせるのである。

著者が試行錯誤の末にたどり着いた、水平組織を機能させる核心は、次の3つの改革に集約される。

1、脱・管理職:「上司ガチャ」をなくす

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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この要約の著者

大学で教育学を学んだ後、心理学にも興味を持ち、再び大学へ入学。
卒業後、心理カウンセラー(民間)の資格を取得して、地元の病院へ就職。
以後30年以上、さまざまな病院で医療従事者として勤務。
2023年、サマリーオンラインに参画。累計100記事以上の要約記事を制作。
「本で人生を変えてもらいたい」との想いで精進中。

好きな本:
『道をひらく(松下幸之助/PHP研究所)』
『私の生活流儀(本多静六/実業之日本社)』
『逆境を越えてゆく者へ(新渡戸 稲造/実業之日本社)』

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