【前例がないことをやってみる】

題名 | 前例がないことをやってみる |
著者 | 安本卓史 石山隆之 |
出版社 | 徳間書店 |
出版日 | 2022年9月 |
価格 | 1,650円(税込) |
WEリーグ初代女王チームの経営者と、高校女子サッカーのトップ指導者が、リアルなエピソードをもとに明かす!
自分も組織も最高のパフォーマンスを発揮するための、壁を打ち破るマインドセットと環境づくりのメソッド!!
引用:徳間書店
ポイント
- 「どうせできないだろう」と考えるのではなく、「どうやったら実現できるか」を考えることがゼロをイチにする。
- 突破口が見えたならば、あとはそれを広げて実現に向けたステップを確実に踏むだけ。まずは突破口を探しだす。
- 人生もサッカーもまさに「人間万事塞翁が馬」。
サマリー
はじめに
「前例はない」「無理でしょ」
そんなフレーズを聞いた時は、むしろチャンスである。
なぜならば、前例がないということは、まだ誰も挑戦していないか、成功していないかのどちらかだからだ。
ダメでもともと。
試行錯誤を重ねながら、スピーディに挑んでいく。
苦労は少なくないだろう。
しかし、期待値が低い分、成功した時の景色は格別である。
”ゼロワン”のノウハウが一人でも多くの方に伝わり、前例のないことに挑戦する人が一人でも増えればと、著者は語る。
国立競技場をホームにする
人がやっていないことに挑戦する
「常にほかの人がやってないことに挑戦したい」、「その挑戦によって、今いる世界を活気づかせたい」それが著者のポリシーであり、原動力だ。
逆境こそチャンス、逆転の発想が活路を見出す。
まさしく、WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ、Woman Empowerment Legue)初の国立競技場での開催も、そんな逆境から始まった。
神戸に本拠地を置く、INAC神戸レオネッサが使用するホームスタジアムが、様々な事情でWEリーグとして使用できない事態が発生した。
近辺のスタジアムに使用の打診をしたが、どれもいい返事をもらえない。
いよいよ関西圏外でホーム戦をやらざるをえないという切羽詰まった状態に陥ったときに、どうせやるなら国立競技場がいいのではないかという考えに至った。
当時、国立競技場をプロクラブがホームスタジアムとして使用したことは、一度もない状況であった。
「どうせできないだろう」という考えは頭になく、「どうやったら実現できるか」しか考えていなかったと著者は語る。