【新しいタンパク質の教科書 健康な心と体をつくる栄養の基本】
インフォメーション
題名 | 新しいタンパク質の教科書 健康な心と体をつくる栄養の基本 |
著者 | 上西一弘 |
出版社 | 池田書店 |
出版日 | 2019年10月24日 |
価格 | 1,540円(税込) |
【筋肉だけじゃない。肌や髪の毛、ホルモンもタンパク質が作っている。】
【医療、介護、フィットネス、美容、各界が大注目!現場の知識満載!】
タンパク質は筋肉だけでなく、
髪や肌、ホルモンや酵素、メンタルなど体のさまざまな部分の材料です。
命をつくる栄養素とも言われ、
健康、スポーツ、美容、介護など、多くの分野で注目されています。
現代人にはタンパク質が不足しているといいますが、
肉や魚だけ食べれば、健康になれるわけではありません。
栄養はバランスが大切です。
では、日常生活の中でどのようにタンパク質を摂ればよいのでしょう?
成長し、老いていく人間に。
今、私たちに必要な栄養の知識を、タンパク質から読み解いていきましょう。
【新しいタンパク質の教科書は、こんな本です】
・スポーツ指導者、フィットネストレーナー、介護士、医師など、
現場を取材しながら厳選した情報を掲載!
・歳をとっても筋肉を維持するには? 髪や肌をキレイに保つには?
一般家庭に必要な知識も!
・「タンパク質って何を食べればいいの?」「肉や魚が苦手!」
という人も便利で簡単! おいしいレシピを掲載
・タンパク質をたっぷり摂るための工夫、知識が満載!
【コレ全部、タンパク質!】
美肌を生む「コラーゲン」/筋肉をつくる「アクチン&ミオシン」
毛髪をつくる「ケラチン」/血を貯める「フェリチン」
酸素を運ぶ「ヘモグロビン」/心を落ち着かせる「セロトニンの材料、トリプトファン」
肝臓で働く「アルコール分解酵素」/ウィルスと戦う免疫「インターフェロン」
血糖を下げるホルモン「インスリン」
★命をつくる栄養素として大注目!“タンパク質”をやさしく解説しました。★
引用:池田書店
ポイント
- 人体を構成する物質は、水分を除くとほとんどがタンパク質である。筋肉だけでなく、皮膚や髪、爪、また、体の機能を調整する「ホルモン」や消化などをコントロールする「酵素」、ウイルスや細菌などから体を守る「抗体」などの多くもタンパク質。ココロをつくる機能に関係するものもある。タンパク質は、人間が生きるのに必要なほぼすべての機能をになっているのである。
- 本書は命をつくる栄養素である「タンパク質」についてやさしく解説したものだ。
サマリー
タンパク質の基礎知識
人体を構成する物質は、水分を除くとほとんどがタンパク質である。
筋肉だけでなく、皮膚や髪、爪、また、体の機能を調整する「ホルモン」や消化などをコントロールする「酵素」、ウイルスや細菌などから体を守る「抗体」などの多くもタンパク質。
ココロをつくる機能に関係するものもある。タンパク質は、人間が生きるのに必要なほぼすべての機能をになっているのである。
口から入ったタンパク質は、胃、十二指腸、小腸などで「アミノ酸」に分解される。
アミノ酸は、小腸で吸収され、肝臓へ送られてから全身へ。各細胞に送られたアミノ酸を使って新しいタンパク質がつくられる。
人体をつくるタンパク質は5~10万種といわれるが、構成単位となるアミノ酸は20種。
体内でつくれず食品から摂る必要がある「必須アミノ酸」9種と、体内でつくれる11種の「非必須アミノ酸」に分類される。
人のカラダとタンパク質
美肌を生むタンパク質
皮膚を美しくするために重要なのは、良質なタンパク質を摂取することである。
皮膚は、外側の「表皮」と、ハリや弾力を保ち形状を維持する内側の「真皮」という層で構成されている。
真皮には、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が存在している。
シワやたるみのない美肌には、真皮が重要であり、十分なタンパク質が欠かせない。
水分を保つヒアルロン酸は糖質だが、ヒアルロン酸をつくる酵素はタンパク質なので、保湿にもかかわっている。
筋肉を大きくするには
筋肉は、常に一部がアミノ酸に分解され、一部がアミノ酸から合成されている。
つまり筋肉はゆっくりと入れ替わっている。
筋肉を大きくするためには、合成の速度を分解される速度より上げることが重要。
そのためには摂取のタイミング、クオリティ、タイプ、ボリュームがポイントとなる。
トレーニングの前後はもちろん、トレーニング後48時間は、毎食、十分にタンパク質を摂る。
BCAA(ロイシン、イソロイシン、バリン)を含むタンパク質を摂り、素早く吸収させるために、消化の良いものを食べる。
筋肥大を目指すなら、体重1kgあたり2.0gのタンパク質が必要。
効率良く吸収するために、数回に分けて摂取する。