【60歳から会社に残れる人、残ってほしい人】
インフォメーション
題名 | 60歳から会社に残れる人、残ってほしい人 |
著者 | 酒巻久 |
出版社 | 幻冬舎 |
出版日 | 2017年12月20日 |
価格 | 1,320円(税込) |
77歳でキヤノン電子の代表取締役を務める酒巻久氏に学ぶ、現役でも退職後も「必要な人」でいる方法!仕事、趣味、人間関係…… これからの人生で自分の居場所をつくるために。キヤノン流人間力の鍛え方。必要とされる人間になるには、学歴や肩書きではなく「人間力」が不可欠。キャノンの現役社長が語る、「必要な人」の生き方とは。【もくじ】第1章 現役でも退職後でも「必要な人」でいるには・「残りたい」ではなく、「残って欲しい人」になる・経験を積めば積むほど「勉強する人」であれ・変化の時代だからこそ温故知新の発想を大切にする ほか第2章 裾野を広げ、知識を役立つものにする・教養の積み重ねこそが独創性を生むカギ・運の呼び寄せ方を知る・知識を知恵に変える知恵テクを身につけろ ほか第3章 人生を豊かにする読書術・自分流の本の読み方をみつける・本に指南書は不要。好きな本を読めばいい・作者と同じ知識を持ちたい ほか第4章 これからの人生に自分の居場所をつくる・余生という時期はない・すべての基本は「挨拶」にあり・夢を持つことに年齢は関係ない ほか
引用:幻冬舎
ポイント
- 定年後の再雇用では、企業は「残りたい人」よりも「残ってほしい人」を選ぶ。残ってほしい人とは、現場で日々培った人心をつかむ人柄、学歴よりも経験に裏打ちされた人間力のある人だ。
- 定年後、会社から「残ってほしい人」になるため、大切なことの一つに、「勉強を続けること」がある。どんなに優秀な大学を卒業していても、勉強を疎かにすると、30歳を過ぎたあたりから限界が見えてくるのだ。
- 「定年後、会社に残ってほしい人は?」との質問をよく受けるが、条件の一つとして、「出世しても雑用ができる人」「自分でなんでもできる人」というのがある。
サマリー
現役でも退職後でも「必要な人」でいるには
「残りたい」ではなく、「残ってほしい人」になる
定年を迎えても、働くことが当たり前になってきている時代だけに、自分が長年務めてきた会社に残りたいと思う人は、少なくないだろう。
しかし、会社からしたら「残りたい人が、残ってもらいたい人」とは限らない。
会社にとって「残ってもらいたい人」とは、高学歴や役職者ではなく、その人の「人間力」なのである。
ビジネスパーソンの中には、高学歴で出世したことで、「自分は定年後も、当然会社に残れるだろう」と思っているかもしれないが、周りの人たちは本当に「残ってほしい」と思っているだろうか。
厳しいビジネスの世界で、最後に勝てるのは「人間力」だ。
定年後も今の会社に残りたいのなら、みんなから「残ってほしい」と思われる人になることが大切である。