【なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること】

インフォメーション
| 題名 | なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること |
| 著者 | チームドラゴン桜 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 出版日 | 2023年7月 |
| 価格 | 1,650円(税込) |
★坪田信貴さん推薦!(『ビリギャル』著者)★
「たしかにこれなら、誰にでも効果的だ」
★小倉優子さん推薦!(シングルマザーで3人の子どもを育てながら白百合女子大学合格)★
「このやり方で、私も合格できました!」
「仕事にも効く」と話題!
東洋経済オンライン連載1200万PV突破!
覚えられない、続けられない、なぜか成績が上がらない…
悪いのはあなたの頭じゃない。「準備」です!
◆「もっと早く知りたかった!」の声、続々!◆
「頑張ってるのに結果が出ない…」→「『結果に直結する努力』がわかった!」
「記憶力が悪くて…」→「自然に覚えて忘れなくなった!」
「やる気が続かない…」→「『やらないと気持ち悪い』に変わった!」
「時間が足りない…」→「『ムダな勉強』は一切しなくてすんだ!」
「『やり始める』ハードルが高い…」→「『自動モード』で勉強を始められた!」
◆勉強以前に、この「ひと手間」!◆
さまざまなことで結果を出している人は、
自分に合った勉強法を「オーダーメイド」でつくっています。
勉強を始める「以前」に、自分に合った勉強法を「準備」する――
だから「自分に合った努力」が続けられて、苦労せずとも結果が出るのです。
――「はじめに」より
◆本書の主な内容◆
はじめに
「リアルドラゴン桜」を生み続けてわかった!
結果は「勉強を始める前の準備」で決まる
INTRODUCTION
勉強嫌いでも時間がなくてもOK!
「マトリクス」を書けば
「自分に合った勉強法」がかならず見つかる
PART 1 「好き×苦手」の勉強法
頑張らないでOK!
「目的・目標のブレイクダウン」で
自分に合った「正しい努力の方向性」が見つかる
PART 2 「嫌い×苦手」の勉強法
自分を変えなくてOK!
科学的な「ルーティンづくり」で
「自動モード」で勉強が始められる
PART 3 「嫌い×得意」の勉強法
「面倒くさがり」でOK!
「タイパ最大化」の4STEPで
「最小の時間」で「最大の効果」をゲットする
PART 4 「地頭」がよくなる習慣
机に向かわなくてOK!
「なぜ?」をつなげる思考法で
「生きているだけ」で頭がよくなる
PART 5 努力を続ける習慣
「強い心」なんてなくてOK!
「マインドセット」の整え方で
努力を「効率的」に「継続」できる
引用:東洋経済新報社
ポイント
- 著者は、たとえ勉強嫌いでも、時間がなくても、そのままの自分にマッチした勉強法をつくっていけると言い切る。「最短・最速で最高の結果を出す」ための勉強法を解説しているのが本書である。
- 結果を出している人の多くは、勉強を始める前に正しい準備をし、自分に合った勉強法を「オーダーメイド」で作っている。
- 勉強に取りかかる前の姿勢や工夫が整えば、その後の努力は自然と成果へとつながっていく。結果を出す人は例外なく、この「勉強以前にやっていること」を実践しているのだと本書は示している。
サマリー
オーダーメイドの勉強法
著者の「チームドラゴン桜」は、漫画『ドラゴン桜2』(三田紀房著、講談社)の制作・情報提供のために発足された「勉強法研究のスペシャリスト集団」である。
これまで多くの逆転合格者を輩出してきた秘訣は何だろうか。
それは、勉強「以前」に、ある工夫をしていたからであると明かす。
その工夫こそ、自分に合った勉強法、努力の仕方をオーダーメイドでつくるというものだ。
著者は、たとえ勉強嫌いでも、時間がなくても、そのままの自分にマッチした勉強法をつくっていけると言い切る。
「最短・最速で最高の結果を出す」ための勉強法を解説しているのが本書である。
「自分に合った勉強法」を見つけるために有効なものとして「受験マトリクス」というチェックシートがある。
自分が勉強すべき内容を【好き×得意、好き×苦手、嫌い×得意、嫌い×苦手】の4つに分類し見える化するために用いられる。
その理由は、4つの種類ごとに 「正しい勉強法」が違うからだ。
本書では、それぞれの象限について向いている勉強法を詳しく解説している。
正しい勉強法の見つけ方
4種類の勉強法の1つである「好き×苦手」の分野は、「努力の方向性」さえ修正すれば、自然と結果はついてくるという。
「正しい努力の方向性」を見つけるためには、がむしゃらに頑張るのではなく「頑張らない」を意識することから始めると説く。
その真意は「何のために何をするのか」という目的意識にフォーカスすることだ。
そこから、具体的な現状を分解し、ゴールまでの「最短距離」のための目標に落とし込む。
「正しい努力の仕方」は、目的地と現在地が決まるからだ。
さらに、目標は「最低目標」と「最高目標」の「二重目標」を立てていくことを勧める。
これは、せっかく目標を立てても、達成できなかったからやめてしまうということを避けるためでもある。
続いて「嫌い×苦手」の分野での一番の壁は、「勉強をやろう」という気持ちになることである。
やりたくないことをやる方法で有効なのは、たとえば歯磨きや入浴のように「習慣化」することだという。
多くの人は「自分を変えよう」などと、精神論で何とかしようとするが、著者からみるとナンセンスであり、長続きはしないことが分かっている。
だからこそ、毎日の習慣となるルーティンに組み込むことが必要なのだ。
継続するしくみを助けるアプリとなる「リマインダー」「みんチャレ」などのテクノロジーの力を借りることもすすめている。
残りの2種類の「正しい勉強法」についても、具体例をあげながら詳しく紹介している。
正しい勉強法を支える土台
本書で紹介されるマトリクスの位置に応じた「正しい勉強法」は、以下の二つの土台があるとその効果はさらに何倍にも大きくなると著者は説く。
1つは、地頭が良くなる習慣を身につけることだ。
頭のいい人は、目の前のことをそのまま受け入れるのではなく、日常生活の中で自ら問いを立て、答えを探すという共通点があるという。
さらには、関連付けて覚える方法で記憶力を爆上げしたり、「なぜ」との問いを習慣づけることで、文章の読み取りや意見を伝えるための作文能力も飛躍的にあがったりするというのだ。
