MENU

【「自己肯定感低めの人」のための本】

インフォメーション

題名 「自己肯定感低めの人」のための本
著者 山根洋士
出版社 アスコム
出版日 2020年9月
価格 1,650円(税込)

発売たちまち8万部突破!
「気持ちが楽になった」…そんな読者の声が続々届いてます!
●「自己肯定感より自己納得感の言葉が腑に落ちました」
●「こんな自分だっていいんだと安心できました」
●「”スーッ”と心が軽くなるのを感じました」
気づいた人から生きるのがラクになる!
あなたの心のクセ=ノイズを知れば、悩みは簡単に消えていきます。
8000人の心のクセを直してきた人気カウンセラーが、初めてメソッドを公開!
・すぐに不安になる
・人の評価が気になる
・何をやってもうまくいかない
「こんな自分ってダメだな」と思ってしまうあなた。
心のノイズに邪魔されています!
心のノイズは、今までの人生であなたの潜在意識の中で育った思考のクセ。
あなたが聞いたこと、見たこと、経験したこと、世間の常識やルール…そんなものが集まってできた無意識レベルの思い込みです。
この本を読めば、あなたが気づいていないノイズを見つける方法と、ノイズに負けない「ノイキャン体質」を作る1分エクササイズがわかります!
<あなたのノイズがわかる14タイプのノイズ>
・ダメ出しノイズ
・ありのままの自分封印ノイズ
・思考停止ノイズ
・他人ファーストノイズ
・幸福恐怖症ノイズ
・完璧主義ノイズ
など
< 1分でできるノイキャンエクササイズ>
・STOP(やめること)リスト
・インナーチャウチャウ犬
・自分実況中継
・絶好調ラベル
・オセロ式メンタル反転法
・ぺこぱ風セルフツッコミ
など

引用:アスコム

ポイント

  • 本書で書かれているのは「自己肯定感を高める方法」ではなく、「自己肯定感が低めでも悩まなくなる方法」だ。

  • 著者がいう「心のノイズ」とは、過去の経験や環境によって身についた無意識の思い込みである。

  • 本書に綴られているのは、“がんばって高める自己肯定感”ではなく、“ありのままの自分を受け止める自己納得感”を大切にした、実践的で優しい指南である。

サマリー

自己肯定感が低めでもいい

「自己肯定感」は高い方がよい。

そう思っている人が多いだろう。

しかし、本書で書かれているのは「自己肯定感を高める方法」ではなく、「自己肯定感が低めでも悩まなくなる方法」だ。

著者は、自己肯定感低めな人に必要なのは、「心のクセ=心のノイズ」に気がつくことだという。

心のノイズとは、人が生まれてから今まで心の中で育ってきた「考え方や解釈のクセ」を指し、このノイズを知ることを、心理学では「自己認知」「メタ認知」という。

本書では、自分のノイズの見つけ方からノイズの悪い影響を受けないためのワークまで詳しく解説されている。

著者は本書を読むうえでの心構え、すなわち「自己肯定感を高めようなんて思わなくていい」ということを冒頭で確認している。

自己肯定感が低めの人に必要なのは、自己肯定感ではなく「自己納得感」であり、良いも悪いも含めて今の自分にまず納得をすることだと強調しているのだ。

なぜなら、「自己納得感」が無ければ、いくら心理学を学んでも悩みは解消されないからだ。

悪いのはメンタルノイズ

自己肯定感の低い人は、うまくいかないことがあったとき、「自分なんて‥‥」と自信をなくしたり、自分を責めたりしてしまう。

しかし、悪いのは自分ではなく、心の中にある「メンタルノイズ」であることを著者は明かす。

著者がいう「心のノイズ」とは、過去の経験や環境によって身についた無意識の思い込みである。

「もっと頑張らなければならない」「完璧でなければならない」「自分には価値がない」-こうした声が、心の奥で常に響き続ける。

それがノイズであり、自己肯定感を揺さぶる原因となるというのだ。

自己肯定感の低さそのものよりも、このノイズに気づかず巻き込まれることが、生きづらさを強めている。

したがって「自分の心のなかには、自分を邪魔するノイズがある」というイメージを持ち、「自分とノイズを分けて考える」ことが、心を軽くする第一歩となるというのだ。

今の自分を認めたり、受け入れたりするためには、自分を客観視することが必要である。

「悪いのはメンタルノイズ」と捉えて自分の外に出してしまうイメージを持つと、自己認知、自己認識がやりやすくなると教えている。

悩みの「あるある」でわかる、14タイプのノイズ診断

本書では、主なメンタルノイズを14種類に整理して紹介している。

いくつか例をあげよう。

  • ダメ出しノイズ(自分は重要でないほうがいい)
  • 他人ファーストノイズ(ほしがらないほうがいい)
  • 他人がこわい裏切りノイズ(信用しないほうがいい)
  • 完璧主義ノイズ(完璧でないといけない)
  • タイムイズマネーノイズ(急がないといけない)

本書では、この例のような「あるある症状」が14タイプ別に紹介されており、自分を悩ましているのが、どのような種類のメンタルノイズであるのかを探すことができる。

そして、メンタルノイズが実は幼少期に育った環境と深く密接していることを明かし、メンタルノイズに振り回されないための「最初の一歩」となる具体的な行動について解説している。

そのほかに、日常生活の中で悩みや問題に直面したときに。手軽にノイズに気がつく方法である「裏表思考法」も紹介。

自分を邪魔するメンタルノイズを見つければ、振り回されない体質に少しずつ改善していくことができると教えている。

ノイズに邪魔されない心をつくる「ノイキャンエクササイズ」

潜在意識の中で育ってきたノイズの存在に気が付くと、うまくいかないのはノイズのせいで、自分が悪いわけではないことに気が付くことができる。

その上で、メンタルノイズの影響を受けないようにするためのノイズをキャンセルできる「ノイキャン体質」になるための10個のエクササイズが紹介されている。

そのうちの1つは、「STOP(やめること)リスト」だ。

Custom Image
会員登録済みの方はこちらからログイン
自分用にレビューやメモを残しましょう!
© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
今読んだ要約の感想を投稿

この要約の著者

大学で日本文学を専攻。
卒業後、大手人材派遣会社で独立行政法人の就業サポート業務に従事。
育児中、ベビーマッサージインストラクター、食生活指導士等の資格を取得し、教育系メディアにてwebライターに。
2023年、サマリーオンラインに参画。累計100記事以上の要約記事を制作。
人生に新しい彩りを与える「本」とのコネクト役になれたら嬉しいです。

好きな本
『落梅集(島崎藤村/日本近代文学館)』
『ロラン=マルヴィーダ往復書簡(南大路振一訳/みすず書房)』
『好奇心を天職に変える空想教室(植松努著/サンクチュアリ出版)』

絞り込み検索

目次