【やりたいこと、全部やりたい。―自分の人生を自分で決めるための方法】
インフォメーション
題名 | やりたいこと、全部やりたい。―自分の人生を自分で決めるための方法 |
著者 | 立花 佳代 |
出版社 | アスコム |
出版日 | 2021年10月 |
価格 | 1,430円(税込) |
SDGs、エシカルが話題になる前から、インドの小さな村に、
自社工場をつくり、オリジナルのアクセサリーブランドを創設。
いま話題のエシカルアクセサリーメーカー「スプリング」の代表、初の著作。
仕事や育児、人間関係……、忙しさの中で、埋もれていった自分の
「やりたいこと、やりたい」という思いが、またよみがえってくる1冊。
シングルマザーとなり、貯金ゼロからコツコツとお金を貯めて起業。
インドの小さな村発のアクセサリーブランド立ち上げ、
やりたいことを全部やって、自分も周りも幸せにするエシカルな生き方。
・「SDGs」「エシカル」の真ん中に、自分の思いを置く
・「なぜできないの?」を捨てると、「できる」が増える
・「やめる」ことは失うことではなく、「自由」になること
・「できる可能性を話す人」と付き合う
・最悪を想像して、気持ちを跳ね上げる
・やりたいことをやり続けるのに、才能なんていらない
「あのときやっとけばよかった」と5年後に後悔しないための
ヒントがここにあります。
引用:アスコム
ポイント
- 「自分が楽しむ」と言うことがうまくいく最初の原点であり秘訣だ。他人を幸せにしたいとか、他人にいい格好をしたいとか、他人を行動の動機づけにしてはじめたことは長続きしないし、うまくいかない。
- 一生懸命に働くという行為は、幸せで豊かな人生を送る上で欠かせない姿勢だ。なりふり構わず無我夢中で働いている時間は、同時に「自分と真剣に向き合っている時間」だからだ。
サマリー
はじめに
シングルマザーとなり貯金0からの起業。
インドの小さな村発のアクセサリーブランドの立ち上げなど、やりたいことを全部やって切り開いてきた、アクセサリーメーカー「スプリング」の代表である著者。
著者のこれまでの歩みを軸に、「やりたいこと、全部やりたい」と思い続けることが、自分も周りも幸せにしてくれる、エシカルな生き方のヒントを紹介する。
やりたいことをやり続けるのに、才能なんていらない
生産拠点インドからの最初の納品は、箱を開けたら名前も知らない見たこともない大きなサイズの虫が出てきた。
商品が入った袋はザラザラで砂まみれ。商品の質は悪く、売り物にならない。
周囲の仕事関係者からは反対の声も上がる一方で、著者はそれでもやり続けた。
なぜやり続けたのか、理由はとてもシンプルだ。
心から「やりたい」と思ったからだ。
インドの精巧な工芸技術と日本の「いま」を切り取るデザインを組み合わせることができたら、大阪の名もなき小さなアクセサリーメーカーだって、この世に出ていない全く新しいアクセサリーを作ることができる。
想像したらワクワクが止まらず、「絶対にやりたい」と思った。
試行錯誤を繰り返し、パリの展示会に3回出展できるまでにクオリティーを上げ、他にないアクセサリーブランドを展開した。
インドの貧しい村に雇用を生んでいることが注目され、その取り組みに対して「社会貢献」と言われるが、著者はこれらに対して「わたしは、まったくすごい人間ではない。もし仮に私がすごい人間であるなら、あなたもあなたのまわりのみんなも、同じようにすごい人間だと思います」と否定する。