インフォメーション
題名 | AIの雑談力 |
著者 | 東中 竜一郎 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2021年2月10日 |
価格 | 990円(税込) |
人工知能の究極のゴールは雑談だ
私たちはすでに人工知能と雑談している。タスクをこなすだけでなく、AIに個性を宿らせ、人間の感情を理解できるようにしたメカニズムとは。マツコロイド雑談機能、プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の研究者が最前線を明かす。
引用:KADOKAWA
ポイント
- 人間にとって重要な雑談を人間とAIが行うようになるとき、社会は大きく変わる
①手作業のルールを用いた手法は、より自然な雑談が可能。
②検索ベースと呼ばれる手法は、多様な話題に対応できるメリットがある。
③生成ベースと呼ばれる手法は、一から文章を作ることで発言を生成し、不自然な会話になる。
- ディープラーニングを使った発話生成は生成ベースの一種であり、人間の脳の構造を模したコンピュータのモデルであるニューラルネットワークを、多層に積み重ねて用いる
サマリー
はじめに
本書は雑談AI、つまり、人間と雑談を行うAI(人工知能)についての本である。
私は企業の研究所と大学で、20年以上ずっと人間と対話を行う対話システムの研究をしてきた。
雑談AIは、ディープラーニングを含む、さまざまな技術や方法論を用いて、人間が話していることを理解したり、発言を作ったりしている。
人間がいとも簡単に行っている雑談であるが、AIにとっては実は高度な技術なのである。
人間にとって重要な雑談。
それを人間とAIが行うようになるとき、社会は大きく変わる。
本書を通して、雑談AIの重要性について気づいていただくとともに、その意義や面白さ、人間が雑談できることのすごさをお伝えすることができれば幸いである。
雑談AIの登場
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