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インフォメーション
題名 | 自分革命 脳を成長させて思い通りに生きる方法 |
著者 | 一色 真宇 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2014年11月20日 |
価格 | 1,540円(税込) |
ムダな努力がなくなる考え方とは? これ1冊で人生も夢も願いも思い通り!
年齢がいくつであろうと、脳を成長させて、深層意識に隠された思考をコントロールする方法を紹介。この本を読めば「疲れた」「面倒くさい」「仕方がない」がなくなり「生きがい」「やりがい」が自然と見つかります。
引用:KADOKAWA
ポイント
- ポイント1
- ポイント2
- ポイント3
サマリー
なぜ、あなたは思い通りに生きられないのか
私たちはふたつの脳を持っている
私たちは皆、ふたつの脳を持っている。ひとつは未発達な子ども状態の脳、もうひとつは仕事などで使う大人の脳だ。
これは脳科学的にも知られているが、大脳辺緑系の古い原始な脳、これが子どもの脳で、感情に支配される部分になる。これに対して、人類がもっとも発達している前頭葉は、25〜30歳くらいに成熟するといわれ、大人になってから使う脳だ。
自分は大人の脳だと考えている人が多いだろうが、実は主に使っているのは大脳辺緑系の古い子どもの脳なのだ。
私はこれまで5000人以上の人の心理を覗いてきたが、残念ながらほとんどの人が子どもの脳だ。しかも、大人の脳を使うことは3割程度しかない。立派な大人として、仕事や家庭を持っているのに、まだ子どもの脳に支配されてるとは信じられないであろうが、これが現実である。なぜなら、自分は思い通りに生きられないと感じていないか。成功している人は、大人の脳が十分に発達していて、その部分を使って生きているので、仕事もできて、思い描く通りの人生になっている。逆にいえば、子どもの脳を成長させれば、能力が高まって効率もよくなり、成功する人に変化できるはずだ。
子どもの脳の割合が多いと成果が出せない
子どもの脳を使い続けると、どんな問題が起こるのだろうか。
子どもは基本的に楽しく遊んでいるのが好きだ。気まぐれで我慢が苦手なので、できるだけラクして、お金や時間を消費することが快楽につながる。対して大人は、仕事や勉強をして、充実感や達成感を得ることに喜びを感じ、消費するより自分で何かを生み出すことを生きがいと捉える。
つまり、子どもの脳の割合が多いと、いくらスキルアップを目指して勉強しても、今日から変わろうと決心しても、成果が出ないのだ。
私たちの脳は生まれてすぐから6歳くらいでベースが出来上がってしまう。
その後、大人になって前頭葉が発達するのだが、古い脳は幼児期設定のままで、物事の判断基準が残ってしまう。脳が大人仕様になっている部分が多ければ、新しい機能を使うので、今よりラクに仕事ができるようになるが、幼児期設定の古い子どもの脳では、仕事が苦しくなる割合が高くなる。
潜在能力を開発して脳を発達させる方法
子どもの脳を変える3つのステップ
古い子どもの脳を変えるためには、深層意識から変えなければならない。
普段は意識していないところなので、深層意識の中を覗いて、心を修正することは大変困難である。だが、次の3ステップで、脳の深いところに自己暗示をかけ、子どもの脳の考え方を変えていくのだ。この方法を実践するのは、できれば夜寝る直前をおすすめする。
①決意して、今の自分の深層意識を確かめる。
まずは、成功する自分になると決意しなければいけない。
あなたが夜、床について目を閉じたら、こんな風にイメージしてほしい。
あなたは将軍だ。目の前には、あなたの心に住んでいる100人の兵士たちがいる。その兵士たちに命令するのだ。
「これから私は仕事で成功する。お前たち、一生懸命働け!よく働いたものには褒美を与えよう」兵士たちはサッと散り、働きに行くはずだ。あなたの決意が固ければ固いほど、力強く命令でき、兵士たちも勇んで働きに行くであろう。
100人の兵士たちとは、実はすべてあなた自身なのだ。あなたは、ものすごくたくさんの自分でできている。だが、かならずしも、全員が自分の命令に従うとは限らない。その際、反抗的な人数も確かめる。
②子どもの頃の自分のイメージを使って、その意識を修正する
深層意識を書き換えるためには、古い脳の部分である大脳辺緑系に直接働きかけることが必要だ。そのためには、だいたい6歳くらいの自分を想像する。子どもの頃の自分を思い浮かべたら、その子に、自分にとって必要なことを言って聞かせよう。
「マイペースはやめて、もっとスピードをあげて働いてごらん。大丈夫、できるよ」
ポイントは、やさしく諭すように言うことだ。なぜなら、この子どもは感情的に反応してくるからだ。修正の言葉を繰り返し納得させるのだ。
③能力を高める暗示の命令文を唱える
次のような短い命令文を自分に言う。
「早く仕事をしろ。スピードをあげろ。頑張れ、できる、やれる」これを繰り返すのだ。
人にもよるが、一週間は長い修正文を言い、二週目からは命令文だけにするというのを目安にする。こうした修正文や命令文を、毎日何度も自分に唱えることで、次第にその言葉が現実的になってくる。自分がこう変わりたい、この言葉に勇気づけられるという修正文を作ってみよう。いつでも、どこからでも、自分を修正することは可能である。
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