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【スピリチュアルズ 「わたし」の謎】

インフォメーション

題名 スピリチュアルズ「わたし」の謎
著者 橘 玲
出版社 幻冬舎
出版日 2021年6月
価格 1,870円(税込)

これは事件だ。
驚け、そして目醒めよ!      

あなたは、あなたのスピリチュアルの、操り人形にすぎない。

脳科学や心理学の最新知見を使って解き明かした、この、恐るべき「スピリチュアル理論」が、「自分」や「他人」に対する理解を180度変える——。

「わたし」も「あの人」も、たった8つの要素で出来ている。
人間の行動のすべてを、じつは(意識ではなく)無意識が決定している。あなたの知らない「あなたの無意識」これを本書では“スピリチュアル”と呼ぶ。今、世界の最先端では、すでにあなたのスピリチュアルが読み解かれ、さまざまな局面で利用されている。世界72億の、膨大なスピリチュアルズへの未知の旅は、すでに始まっているのだ。この事実を知って、今度はあなた自身が「自分の人生を変えられる」と気づく番だ——。

引用:幻冬舎

ポイント

  • 「わたし」とは、突き詰めれば「無意識」の傾向のことなのだ。

  • 「わたし」は、いくつかの要素の組み合わせである。

  • 「成功した人生」とは、あなたのスピリチュアルに合ったポジティブな物語をつくることだ。
    そのためにこそ、自分のパーソナリティを知らなければならない。

サマリー

はじめに わたしもあなたも、たった“8つの要素”でできている

スピリチュアルというのは、心理学でいう「無意識」に「魂」を重ね合わせた言葉だ。

脳科学では、「わたし」のほとんどが無意識で、意識はその一部でしかないという知見がある。

「わたし」とは、突き詰めれば「無意識」の傾向のことなのだ。

わたしたちの一人ひとりの異なる性格は、いくつかの要素に還元できることもわかってきた。

「ビッグファイブ」(「外向的/内向的」「楽観的/悲観的」「協調性」「堅実性」「経験への開放性」)と呼ばれるものである。

「わたし」はこれらの要素の組み合わせでしかない。

本書では、「ビッグファイブ」の「協調性」を「同調性」と「共感力」に分け、「外見」と「知能」を加えて「ビッグエイト」とする。

無意識と「ビッグファイブ」理論

意識と無意識

あるVR(ヴァーチャルリアリティ)の人気アトラクションは、地上200メートルの空中の細長い板の上を歩くという設定である。

実際の板は幅30センチで、板は床から5センチほど浮いているだけで、VR体験前に、あらかじめその仕掛けを見せられる。

VRゴーグルを装着すると、「無意識」は全力で警報を鳴らすが、「意識」はただの板だと「知って」いるので、その警報を抑えつけようとする。

しかし「無意識」の警報に「意識」が圧倒されれば、一歩も踏み出せない。

意識が無意識をコントロールしているわけではないのは明らかだ。

生き物はなぜ「感じ」をもつのか

生物にとってもっとも重要な原理は「最小限のコストで目的を達成する」ことで、脳は、インプットされる刺激をルールにのっとって処理する。

感情は、この「エネルギー管理」を効率的に行なうために進化した。

原始的な生物が「快―不快」「覚醒―鎮静」という「感じ」をもつようになると、

①快の方向に近づく/不快の方向から離れる

②快・不快の「感じ」がしたら覚醒/快・不快の「感じ」がなくなったら鎮静

とルールをシンプルにできる。

「感じ方」は一人ひとり違っていて、それが社会のなかでの行動や選択に反映されて、「個性」などと認識される。

ここから生まれたのが「ビッグファイブ理論」である。

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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