【疲れない大百科 - 女性専門の疲労外来ドクターが教える -】

インフォメーション
題名 | 疲れない大百科 - 女性専門の疲労外来ドクターが教える – |
著者 | 工藤孝文 |
出版社 | ワニブックス |
出版日 | 2019年4月 |
価格 | 1,430円(税込) |
その疲労感、じつは脳の勘違い…⁉
「すぐ疲れる人」180度変える!
『名医のTHE太鼓判!』『あさイチ』など出演で大人気の疲労外来ドクターが教える、ダルさが吹っとぶ栄養行動学。
セロトニンを増やして“脱・疲労体質”になれる眠り方、食べ方、働き方を厳選。
イラストは、Twitterで人気のオリジナルキャラ「ひとがたくん」が話題の徳田有希さんが担当。
疲労回復&疲れ予防が今すぐかなう!
□駅の階段で息が切れる
□しっかり寝ても疲れが抜けない
□ダイエット中なのにドカ食いが止まらない
□いつも頭痛やめまいに悩まされている
□心がモヤモヤして寝つけない
□疲れすぎて動けないことがある
□とにかく忙しくて休む時間がない
→1つでも当てはまる方、疲れが消えて、心も体も軽くなる秘密、教えます
引用:ワニブックス
ポイント
- 本書は、女性専門の疲労外来のドクターが、「休みたいけど休めない」忙しい女性へ贈る「疲れない」ための習慣を教える一書だ。
- 「脳の疲れ」は、休息したり、寝たりしても疲れが取れない。そのため「すぐ疲れる人」の根本治療は「脳」から変えていく必要があると強調している。
- セロトニンは、精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質で、疲労感を生み出す活性酸素を除去するメラトニンという物質が分泌される。また、自律神経への負担を減らすことで、疲れを感じにくくすることができると教えている。
サマリー
気力・体力がアップする習慣
本書は、女性専門の疲労外来のドクターが、「休みたいけど休めない」忙しい女性へ贈る「疲れない」ための習慣を教える一書だ。
著者は、仕事や人付き合い、家事に育児とフル回転で、無理してがんばりすぎると、免疫力が落ちると伝える。
まず、休めない日々が続くと、ナチュラルキラー細胞などの免疫力が低下し、ウィルスに対する抵抗力が弱まる。
さらに疲れが溜まってくると、カラダは防御体制を発令し、免疫物質を作り出すという。
しかし、この免疫物質はウィルスを抑えるのには有効だが、脳に悪影響を与え、なかなか取れない疲れ・不安・抑うつなどの症状を引き起こしてしまうというのだ。
脳内で作られた免疫物質が、神経伝達物質を介して行なわれる情報交換にエラーを引き起こし、その結果、さまざまな慢性疲労の症状が現れてしまうというわけだ。
この疲れは「脳の疲れ」であるため、休息したり、寝たりしても疲れが取れないので、「すぐ疲れる人」の根本治療は「脳」から変えていく必要があると強調している。
それでは、どうしたら「疲れにくい」心身をつくっていけるのだろうか。
著者は、まずは「セロトニン」を増やすことを挙げる。
セロトニンは、精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質で、疲労感を生み出す活性酸素を除去するメラトニンという物質が分泌される。
次に、「自律神経」を整えることを薦める。
自律神経への負担を減らすことで、疲れを感じにくくすることができると教えているのだ。
本書では、日常の中ですぐに実践できる「疲れない」ための眠り方、食べ方、働き方などを1項目につき見開き1ページで解説されていて、実践しやすいようにまとめられている。
疲れない眠り方
「朝の一杯の牛乳」で、快眠の質を上げる
寝る前のホットミルクはよく聞くが、著者は「朝の一杯の牛乳」をすすめる。