【元公安捜査官が教える 「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術】

インフォメーション
| 題名 | 元公安捜査官が教える 「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術 |
| 著者 | 稲村悠 |
| 出版社 | WAVE出版 |
| 出版日 | 2022年9月 |
| 価格 | 1,650円(税込) |
●狙った相手と距離を縮めたい
●ビジネスシーンで信頼関係を築きたい
●相手の言動からウソを見破りたい
こんなふうに思ったことはないでしょうか。
どれも難易度の高い「ミッション」のように思えますが、あるテクニックを使うことで可能になります。
それは“スパイ”が実践する心理テクニック――。
本書は、元警視庁公安捜査官の著者が自らの経験を一般向けにアレンジした手法をご紹介するものです。
ヒューミント(人に接触することで情報を得る諜報活動)のテクニックで、相手の心に入り込み、信用させ、情報を引き出すことが可能に! 最前線で活躍していたプロだからこそわかるノウハウですが、特別なトレーニングは不要。誰でも応用することができます。
引用:WAVE出版
ポイント
- 公安捜査の最強の武器は特殊スキルではなく、警戒されず空気に溶け込める「普通であること」。究極の人たらしこそが本音を引き出す土台になる。
- これらの技術は自分にも使われる。人の弱点は「情欲・名声欲・復讐欲・強欲」の4つ。焦らされたら、それこそが罠だと疑って一度立ち止まることが身を守る。
サマリー
音声で聴く
「普通の人」こそ、最強の武器
ドラマや映画の中で1度は聞いたことがある公安という組織。
しかし、多くの人は何を行っているのか知らない。
本書で取り上げる公安は、公安警察のことである。
公安警察が相手にするのは、起きた事件ではない。
事件になる前の事件だ。
テロや諜報を、未然に防ぐこと。
それがこの組織の最大の任務だ。
未然に防ぐためには精度の高い情報を多方面から集めて分析する必要がある。
この極めて高いハードルを越えるために、情報収集のプロである著者が断言する最大の武器がある。
それは、特殊なスキルや派手な経歴ではなく、どこにでもいそうな普通の人であることだ。
なぜなら、派手な個性は現場ではむしろ足を引っ張るからだ。
警戒されず、その場の空気に完璧に溶け込めること。
それが、相手の本音を自然と引き出すための土台になる。
イスラエルの諜報機関モサドにも、「魅力的であれ。相手に信頼させよ」という教えがあるという。
つまり、究極の人たらしであることが最も重要ということだ。
情報は、まっすぐ取りにいかない
著者は公安で培った、情報を扱う上での3つの基本原則があると述べる。
まず、核心はいつも本丸にあるとは限らないということだ。
ある役員の不正を調査しているとき、社員の誰ひとり口を割らなかった。
代わりに真実を教えてくれたのは、再雇用で働くシニア社員。
「もう退職金ももらってるし、関係ないでしょ」。
利害から外れた人ほど、あっさり本当のことを話すのだ。
