【伊勢佐木マスカレイドスクウェア】

インフォメーション
題名 | 伊勢佐木マスカレイドスクウェア |
著者 | 黒崎 江治 |
出版社 | Independently published |
出版日 | 2024年10月 |
価格 | 399円(税込) |
登場人物
・沖田優一
登録名〈敗北者(アンダードッグ)〉。ジャッカルのマスクを着用。
・桃瀬ヒバナ
登録名〈垂れ耳(ロップイヤー)〉。ウサギのマスクを着用。
・穂積タロウ
登録名〈グラスホッパー〉。沖田とヒバナの友人。
あらすじ
※一部、ネタバレを含みます。
※本記事は要約記事ではなく、自身の言葉であらすじ及び感想を書いたものです。
暴力と狂騒の街
〈災禍時代〉と呼ばれる混迷期を経て、社会の在り方も変容した近未来の日本。
自衛業者(デフ)としてテロリストと対峙していた沖田は、チェンソー片手に敵を仕留めるヒバナと出会う。
両親の死をきっかけに伊勢佐木町へやってきた彼女もまた、犯罪者の制圧を生業とする自衛業者(デフ)の一人だった。
友人の死
沖田とヒバナの出会いから三年後、ふたりは同業者であり友人でもある穂積タロウの死を知る。
凶悪犯罪者を相手取る自衛業者は、常に危険と隣りあわせであり、単純な返り討ちや復讐という可能性も考えられた。
しかし、その死に憤激したヒバナが沖田を急き立て、ふたりはタロウの死の真相を探るべく調査に乗り出すことになる。
厚頭龍(ホウトウロン)
タロウの死について調べていくうちに、彼の恋人だったレンカも亡くなったと知る二人。
そして二人の死には〈マスタード〉を名乗る古参の自衛業者、〈厚頭龍(ホウトウロン)〉と呼ばれる犯罪者の関与が示唆される。
白い羊の噂
厚頭龍(ホウトウロン)が拠点を構える建物へ向かった二人は、そこで「立派な角を持つ白い羊」の噂を耳にする。
「白い羊」を目撃しているのは比較的若い世代で、彼らはトランキルと呼ばれる最新型のマスクを常用しているという。
その話を聞いた沖田は、トランキルとその開発元であるローバス・フロンタリス社に対する疑念を深める。
厚頭龍(ホウトウロン)を追い詰める二人だが、直後に〈マスタード〉の部下から奇襲を受け、意識を失ってしまう。