【CHANCE チャンス】

インフォメーション
題名 | CHANCE チャンス |
著者 | 犬飼ターボ |
出版社 | 飛鳥新社 |
出版日 | 2017年12月 |
価格 | 763円( 税込) |
石田純一さんオススメ!
こんなに心地良く、豊かに成功の法則を事細かに教えてくれた本に、ぼくは出会ったことがない。
サラリーマンになるのはいやだ! と独立を志し、いろいろな事業を試みては、失敗を繰り返す泉卓也は、
ある日偶然、フェラーリに乗る弓池という成功者と出会う。
なぜ自分はいままでうまくいかなかったのか? どうすれば成功者の仲間入りができるのか?
人生で成功するということはいったいどういうことなのか?
数々の試練を乗り越えながら、弓池から多くを学び取っていった卓也が導いたその答えとは……?
引用:飛鳥新社
ポイント
- ビジネスの成功だけでは幸せになれない。それどころか、ビジネスの成功を手に入れることだけに集中してしまうと、とても不幸な人生になる。ビジネスの成功は人生の成功の中のひとつに過ぎないのだ。
- 大切なのは、ビジネスでも人生でも相手の立場で考えること。相手の立場になって、どうしたらこちらが期待する行動を取りたくなるかを考える。これが儲けるコツであり、成功する人の考え方なのである。
- ビジネスでうまくいったのに、人生で失敗してしまうのは、成功の全体のイメージのバランスが取れていないからである。仕事やお金だけの視点でみるのではなく、自分にとって幸せな人生とは何かを考えるということだ。
サマリー
赤い跳ね馬(フェラーリ)の成功者
泉拓也は24歳で中古車販売を始め、30歳になるまでには経営者として成功し、富と名誉を手に入れると決めていた。
だが今年でもう29歳、今のところ全く光は見えていない。
毎月生活費を稼ぐのが精一杯で収入は安定せず、情けないことに細々と暮らす両親に頼っている有様だった。
「どうしたら抜け出せるんだろう」と、いつも心の中で問い続ける日々であった。
そんな中、高級車を眺めている卓也のところに1人の男性が声をかけてきた。
卓也より少し年上の30代半ばといったところだろうか。
カジュアルな服装だったので、彼もまた高級車には縁遠い人間に見えた。
車の話からだんだんと卓也のビジネスの話になっていった。
そして、男性は卓也に思ってもみない質問を投げかけたのである。
「あなたはビジネスで成功したいのですか。それとも人生で成功したいのですか」
卓也は深く考える余裕もなく、「まあ、ビジネスですね。お金がないと生きていけませんよ」と答えたが、何かとてつもない大きな存在に触れたような気がした。
男性はニコニコしながら何も言わず、”跳ね馬”の愛称をもつ赤いフェラーリに乗って、快音を響かせながら走り去っていった。
この出会いが、卓也の人生を大きく変えていくことになるとは未だ知る由もなかった。