【食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物】
インフォメーション
| 題名 | 食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物 |
| 著者 | 安部 司 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 出版日 | 2014年3月 |
| 価格 | 1,540円（税込） |
かつて「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」と呼ばれていた男が、
自分の売った添加物でつくられたミートボールを自分の娘が頬張る姿に衝撃を受け、
つとめていた食品添加物商社を退社し、一冊の本を書いたのが2005年のことでした。
その一冊の本、『食品の裏側』は日本社会に大きな衝撃を与え、60万部のベストセラーとなったのです。
そしてあれから9年・・・。著者の安部司氏が、新たな祈りを込めて書き下ろしたのが、この『食品の裏側2 実態編』です。
安部司氏はなぜ第2弾を書いたのか。
それはこの9年間で食品を巡る実態が改善されるどころか、さらに深刻化しているからです。
今作ではコンビニ弁当など日常的に大量消費されている食品を題材に、
食品添加物の驚くべき実態、表示方法の唖然とするような真相を詳細に解き明かすほか、
遺伝子組み換え技術や、ポストハーベスト農薬問題にも切り込み、食品の安全と安心について前作以上に深く掘り下げます。
巻末には特別付録として、食品のラベル表示から添加物の中身を確認できるように、索引機能付きの用語集を掲載しました。
具体的な対処法、対応策などについて多くのページを割いているのも今作の特徴です。
私たちは生活と健康のベースとなる「食」とどう向かい合っていくべきなのか。
それを真剣に考えさせてくれる現代日本人にとって必読の書です。
引用：東洋経済新報社
ポイント
- 日常の食生活では、知らないうちに大量の添加物を口にし、大量の塩分、糖分、油分をとっている。表示には書かれていない添加物も使われている。
- ハンバーグ弁当は、仕入れの段階では、食品ごとに添加物名が全部書かれているが、重複が多く、表示免除やグループ名表示もあるため、ハンバーグ弁当の形では添加物の表示はかなり減る。最終表示からは実態が読み取れないのである。
サマリー
はじめに
日常の食生活では、知らないうちに大量の添加物を口にし、大量の塩分、糖分、油分をとっている。
表示を見て選んでいても、そこには書かれていない添加物も使われている。
その陰に隠れた部分を、本書でできるだけ公開する。
激安ハンバーグ弁当の裏側
使われている添加物と表示される添加物は違う
ある市販のハンバーグ弁当の内容は、ハンバーグ、スパゲティ、ポテトサラダ、福神漬、白ごはんといったものである。
ハンバーグ弁当のラベルには、使われた食材、添加物がずらりと並んでいる。
しかし、食品ごとに挙げたら、もっと多くの文字が並ぶ。
この弁当は、安くあげるために、ハンバーグ、スパゲティ、福神漬等、それぞれつくっている加工食品会社から仕入れてきて、容器に詰め合わせただけのもの。
仕入れの段階では、食品ごとに添加物名が全部書かれているが、重複が多く、表示免除やグループ名表示もあり、結果として、ハンバーグ弁当のラベルの表示はかなり減る。
つまり、最終表示からは実態が読み取れないのである。
添加物には、こういう「表示されない」部分が大きい。
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