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【葬式格差】

インフォメーション

題名 葬式格差
著者 島田裕巳
出版社 幻冬舎
出版日 2018年3月29日
価格 定価880円

 

 札幌市0円、千葉市6000円、名古屋市5000円、大阪市1万円なのに、東京23区民だけが5万9000円のバカ高い火葬代を払っている。

これに東京人は気づいていない。なぜか? 他にも東日本では遺族が遺骨をすべて引き取らねばならないが西日本では4分の1から3分の1程度しか引き取らなくてもいい。ゆえに骨壺の大きさがかなり違う。

かように葬り方は地域差が大きく大半の日本人は他所を知らない。葬式自体がどんどん減少し、おかしな葬儀、ロボット僧侶、誰も参らない墓が出現する現代、「格差」をキーワードに日本人の葬り方を考察した。

引用:幻冬舎

ポイント

  • 人の葬り方には、実は地域差が大きい!火葬格差から考える。

  • 遺骨は必ず引き取らなければならないものか。遺骨格差から考える。

  • 葬り方は、地域や宗教によって異なり、かなり多様である。

サマリー

はじめに 

葬式の簡略化が進み、葬式に参列する機会も減ってきた。

日本人の葬式についての知識は昔よりもはるかに乏しいものになっている。

葬式をいざ行おうとしても、その経験がなく、葬祭業者の言いなりで、満足できない葬式に終わってしまうことになりかねない。 

人の葬り方には、実は地域差が大きい

それぞれの地域に住む人たちは、自分たちのやり方が他の地域でも行われていると、勝手に思い込んでいるがそうではない。

しかも、そこには、宗派の違いも影響している。 

葬式のことがわかっていない為に、最近ではおかしな葬式も増えているという。

参列して変だと思っても、なかなかその場では言い出せないものである。

格差ということをキーワードにしながら、現代の日本人と人の葬り方とのかかわりを見ていきたい。 

火葬格差 

驚きの価格 

人を葬るということについて、地域特有のやり方があり、いわゆる「葬儀文化」は地域によって異なる。

葬式に参列したときのマナーが、地域によって違うということは、それなりに認識されていることだろう。

しかし違いがあるのはマナーだけではない。 

火葬格差というのが存在する

都内23区内で火葬をすると、一般的には6万円前後の費用が掛かる。

貴賓館などの特別な場所を選べば、10万円~35万円の価格となる。火葬だけで数十万円とは驚きの価格ではないだろうか。 

ちなみに、東京23区以外の地域では、これほど高くはない。

それどころか、無料の地域もあれば、ほとんどが東京23区の半値以下の価格なのである。

概ね火葬料は、1万円前後が相場である。まさに「火葬格差」と言える状態だ。 

格差の理由 


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