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【なぜか話しかけたくなる人、ならない人】

インフォメーション

題名 なぜか話しかけたくなる人、ならない人
著者 有川真由美
出版社 PHP研究所
出版日 2020年9月
価格 1,430円(税込)

あなたのまわりに「つい話しかけたくなる人」はいませんか? 「話しかけたくなる人」と「ならない人」の違いは、ちょっとした表情、言葉やリアクション、振る舞いなど。だから誰でも少し行動を変えるだけで、その瞬間から「話しかけたくなる人」になることができます。

 口下手でも、自分からは積極的に話しかけなくても、「話しかけたくなる人」は本人が思う以上にトクをしている人。自然といい人やいい情報が集まって、プラスのサイクルができていきます。まわりに引き立ててもらって、人生が大きく好転することもあります。

 「話しかけたくなる人」というのは、あたたかい雰囲気があって、一緒にいて心地よく、同性からも異性からも好かれる人。特別にむずかしいことは必要ありません。ただし、ちょっとのことで印象は、よくも悪くも大きく変わるものです。この本では、驚くほど人に好かれる「好印象」をつくるポイントをお伝えしていきましょう。

引用:PHP研究所

ポイント

  • 世間には「つい話しかけたくなる人」と「あの人には話しかけたくない人」がいるが、「話しかけたくなる人」のメリットは、思った以上に大きい。

  • 「人から話しかけられる人は、話しかけてもよさそうな”なにか(理由)”をもっている」。その「理由」について丁寧に書かれているのが本書である。

  • 自分が話しかけやすい人、つき合いやすい人を選ぶことも大事ですが、もっと大事なのは相手から「この人には話しかけやすい」と選んでもらえる人になることだと、著者は強調する。

サマリー

「話しかけたくなる人」のメリット

著者は、世間には「つい話しかけたくなる人」と「あの人には話しかけたくない人」がいるが、「話しかけたくなる人」のメリットは、思った以上に大きいと伝える。

著者は「話しかけたくなる人」のメリットとして以下の7つを挙げる。

・話しかけられるので、出逢いの数が多く、さまざまなチャンスが増える

・人と接することで、必要な情報、新しい情報が入ってくる

・話をすることで、理解し合い、助け合う人が出てくる

・人から誤解されにくくなる

・心地よくて、安心できる居場所ができていく

・話しやすいので、同性にも異性にもモテる。仕事でも評価されやすい

・まわりの人の笑顔が増えることで自己肯定感が上がる

それでは、「話しかけたくなる人」と「ならない人」のどこが違うのだろうか?

著者はその問いに「人から話しかけられる人は、話しかけてもよさそうな”なにか(理由)”をもっているから」と答える。

その「理由」について丁寧に書かれているのが本書であり、計5章71項目にわたり「話しかけたくなる人」になるためのコツや秘訣が紹介されている。

本要約では、「話しかけやすい人」の特徴と、「話しかけたくない人」にならないための秘訣を中心に紹介する。

話しかけたくなる人の共通点

著者は、優秀でも、特別でなくても、だれでも「話しかけたくなる人」になることは可能だと言い切る。

それでは、どのように行動することで「話しかけたくなる人」になれるのだろうか。

著者は「話しかけたくなる人」には多くの共通点があると伝える。

まずは、穏やかな雰囲気をまとっていることだ。

穏やかな人になるための効果的な方法は”肯定的な言葉”を使うこと、また、意識してゆっくり丁寧に話したり振る舞ったりすることだと教えている。

そして、人間関係においては、「話し上手の人」より「聞き上手の人」のほうが、ずっとトクする仕組みになっているという。

なぜなら、だれもが「話を聞いてもらうこと」で心の解放や癒し、安心感、自尊心を満たしたいと心の奥で求めているからだ。

さらに、「ぜったいに否定しない人」は、相手が自分を素直に出せる安心感をあたえるので、話しかけることが多くなるともいう。

本書にあげられている「話しかけたくなる人」の共通点は、ちょっとしたこころがけやコツを知れば、誰もが身につけることができるものであることを伝えている。

「話しかけたくない」をなくすヒケツ

一方、「話しかけたくない人」にならないためには、無意識に行なっている行動を見直す必要があるようだ。

自分のことでいっぱいという人には、「話しかけないで」オーラを感じ、人は声をかけづらい。

「話しかけやすい人」は”自分”ではなく、”まわり”に意識が向いているという。

具体的には、スマホの画面をみてうつむいているのではなく、顔を上げて、まわりを見渡すだけでも、声をかけられる確率はぐんと高まると伝える。

また、現代は「自分に厳しく、他人にも厳しい人」が多く、「〜すべき」と必要以上に自分を縛ってしまい、知らず知らずのうちにマイルールを押し付けてしまうこともあるという。

だからこそ、まずは自分にやさしくなることを勧め、自分にやさしくなるためのコツを3つあげる。

・「ここだけは」という部分を除いて、あとはハードルを下げる

・ダメな自分、怠けている自分を「こんなときがあってもいい」と許す

・できないことは正直に「むずかしい」と言って人に頼る

自分に対して”ゆるさ”をもつことが、まわりの人もほっとさせ、話しかけやすい雰囲気にかわるというのだ。

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© 音声: VOICEVOX 青山龍星(男性)、VOICEVOX NEO(女性)
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この要約の著者

大学で日本文学を専攻。
卒業後、大手人材派遣会社で独立行政法人の就業サポート業務に従事。
育児中、ベビーマッサージインストラクター、食生活指導士等の資格を取得し、教育系メディアにてwebライターに。
2023年、サマリーオンラインに参画。累計100記事以上の要約記事を制作。
人生に新しい彩りを与える「本」とのコネクト役になれたら嬉しいです。

好きな本
『落梅集(島崎藤村/日本近代文学館)』
『ロラン=マルヴィーダ往復書簡(南大路振一訳/みすず書房)』
『好奇心を天職に変える空想教室(植松努著/サンクチュアリ出版)』

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