【敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法】

インフォメーション
題名 | 敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法 |
著者 | 根本 裕幸 |
出版社 | あさ出版 |
出版日 | 2017年9月 |
価格 | 1,430円(税込) |
「他人に優しくて、自分をいつも犠牲にしてしまう……」
「すぐに傷ついて、そんな自分や嫌い……」
あなたは幸せですか?
自分らしく生きられていますか?
3か月予約が取れない人気心理カウンセラーが
敏感すぎて、傷つきやすいあなたに
自分を大切にして自己肯定感をあげて、自分らしく生きられるようになる方法をお伝えします。
しかも“たった7日間”で。
こんなあなたは必読です。
・周りの顔色を常にうかがってビクビクしている
・他人の評価がきになってしょうがない
・相手にどう思われるか気になって言いたいこと(自分の意見)が言えない
・嫌われないために、なんでも頼まれたら引き受けてしまい、断れない
・人と会った後、どっと疲れてしまう
・自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
引用:あさ出版
ポイント
- 「他人軸で生きる」とは、他人の考えや価値観を基準に自分の行動を決めることであり、「自分軸で生きる」とは、自分の心の声に従って生きることと、著者は定義する。
- 本書では、敏感過ぎる人がたった7日間で自分らしく生きられるようになるためのプログラムが紹介されている。そのために欠かせないと位置付けられているものが、「自己肯定感を高めること」と「他人軸ではなく自分軸で考えること」の2つなのだ。
- 自己肯定感を高めるために、まず著者が勧めることは、自分の感情を否定しないということだ。
サマリー
敏感すぎる人とは
著者は、大学を卒業し新入社員として会社に入ったばかりの頃、常に周りの顔色をうかがい、毎日をビクビクしながら過ごしていた。
自分の評価が落ちるのを恐れ、自分のことよりも同僚や上司の気持ちを優先した日々の中で、「なんで自分はできないんだろう…」と自分を責め、会社にいけなくなってしまう。
そこで、カウンセリングを受け、自分自身を癒すという人生で初めての体験に出会ったのだ。
著者は、以下のような特徴をもつ人を、本書で「敏感すぎる人」と呼ぶ。
・周りの顔色を常にうかがってビクビクしている
・周りの評価が気になってしょうがない
・相手にどう思われるか気になって言いたいこと(自分の意見)が言えない
・嫌われないために、何でも頼まれたら引き受けてしまい、断れない
・人と会った後、どっと疲れてしまう
・自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
本書は、以前の著者のような人、すなわち「敏感すぎる人」に向けて書かれた内容である。
自分らしく生きるために必要なもの
「他人軸から自分軸へ」これが本書のテーマだと著者は伝える。
「他人軸で生きる」とは、他人の考えや価値観を基準に自分の行動を決めることであり、「自分軸で生きる」とは、自分の心の声に従って生きることと、著者は定義する。
加えて、もう一つ本書のテーマがある。
それは、「自己肯定感」を高めるということだ。
自己肯定感をあげると、心に余裕ができ、自分に自信がもてるようになる。
本書では、敏感過ぎる人がたった7日間で自分らしく生きられるようになるためのプログラムが紹介されている。
そのために欠かせないと位置付けられているものが、「自己肯定感を高めること」と「他人軸ではなく自分軸で考えること」の2つなのだ。
7日間で自己肯定感をあげる方法
著者が教える「7日間で自己肯定感をあげる方法」は以下のステップで行われる。
1日目 今の自分に意識を向ける
2日目 過去を見つめなおす
3日目 過去の家族関係を見つめなおす
4日目 自己肯定感を高める
5日目 自分のペースで人間関係を築く
6日目 敏感であることを強みにする
7日目 自分が本当にしたいことを実現する
これが、敏感すぎる人が、自分らしく生きる人に変わるための7日間のプロセスだ。
本書では、このプロセスの一つひとつのコツを解説している。
1日目から3日目は、「今」「学生時代」「子ども時代」それぞれの自分を丁寧に振り返り、その時々の自分がどうであったのかを思い起こす作業だ。
そして、4日目以降、いよいよ、自分らしく生きるための「自分軸」を確立していく。
本要約では、この4日目のプロセスにあたる「自己肯定感」を高めるための方法を中心に紹介する。
自己肯定感を高める
自己肯定感が低いとどうなるのか
4日目は、自分らしく生きるための「自分軸」を確立していくプロセスだ。
これまで他人軸で生きていた人が自分軸で生きるためには、「自己肯定感」を高めていくことが必要だと著者は伝える。
自己肯定感とは、「自己=ありのままの自分」の「肯定感=認めている気持ちや、感情」のことである。
自己肯定感が低い人は「自己否定の強い人」となり、いつも自分を悪者にして「自分がいけなかった」「何か足りなかったんじゃないか」 「人に迷惑をかけてしまった」などと自分を責めてしまう。
まさに「敏感すぎる人」そのものである自己肯定感が低い人は、たとえ他人から褒められたとしても、「いや、そんなことはない」「そんなわけはない」と次々に否定し、自分には価値がないと思ってしまうというのだ。
自分の感情を素直に受け入れる
自己肯定感を高めるために、まず、著者が勧めることは、自分の感情を否定しないということだ。
敏感すぎる人は自分の素直な感情を否定することが多い。
湧き上がってきた感情をそのまま認められるようにするために、「感情は天気みたいなもの」と捉えることが効果的だと伝える。