【できる人の人脈力のつくり方】

インフォメーション
題名 | できる人の人脈力のつくり方 |
著者 | 高橋幸輝 |
出版社 | 同友館 |
出版日 | 2007年8月 |
価格 | 1,760円(税込) |
人脈づくりの極意は「芋づる式」にあり! 人と知り合うだけでなく、強い人脈に変換することで仕事も人生も豊かにできる。「人を好きになる」ことが基本であることを伝える一冊。
引用:同友館
ポイント
- 本書は、著者がどのように「人脈」を築いてきたのか、その道筋が実践的かつ理論的に述べられている。そして、そのノウハウや戦略は属人的ではなく、汎用性があり、普遍的な要素を多く含んでいるので、誰にでも実行可能だという。
- 人脈は、本来「流動的な人」との関係を「固定化」させ、「継続的な関係」に変えることで生まれるという。そして、漫然とした気持ちで人に会っていては「人脈」は絶対に構築できない、人脈は無意識には形成されないと指摘する。
- 著者の人脈構築の事例からわかることは、1人の人物との出会いを最大限活かし、さらなる人脈を構築する好循環が生み出されていることである。著者が「芋づる式」と表現しているこの方法こそ、人脈構築のコツなのだ。
サマリー
人脈は「信頼の設計図」
著者は、企業のブランドを創造するサポートの仕事をしながら、「オンライン企業内大学」を立ち上げた。
この大学の講師陣は、元日本銀行理事を歴任した南原晃氏を中心に、第一線で活躍中の経営者、官僚経験者が布陣となり、企業人の人材育成に重点を置いている。
このようなビジネスは、著者自身が「人」との縁を結び、人脈を築いてきたからこそ成り立つものだ。
著者は 「『人脈』がビジネスを連れてくる」と表現している。
本書は、著者がどのように「人脈」を築いてきたのか、その道筋が実践的かつ理論的に述べられている。
そして、そのノウハウや戦略は属人的ではなく、汎用性があり、普遍的な要素を多く含んでいるので、誰にでも実行可能だという。
著者が「人脈がもつ機能」として以下の3つを挙げる。
①人生を豊かにしてくれる
②仕事を持ってきてくれる
③「自分ブランド」を高めてくれる
3点目の「自分ブランド」と言う言葉が意味するものは、「自分が誰とお付き合いをしているか」ということが自分の社会的ステータスに反映されるということだ。
「人脈は信用と信頼の証」であり、自分の価値が高まれば、つき合う人のレベルも上がり、「自分ブランド」を高めてくれることにつながると伝えている。
著者は、人脈の大切さを次のように語る。
「人は点であり、これを人脈という面に変えていかなければならないのです。面になったとき初めて大きな意味を仕事や人生にもたらします」
本書では「信頼の設計図」である豊かな人脈構築の方途が明かされていく。
豊かな人脈構築に向けて
人脈は無意識には形成されない
人脈は、本来「流動的な人」との関係を「固定化」させ、「継続的な関係」に変えることで生まれるという。
そして、漫然とした気持ちで人に会っていては「人脈」は絶対に構築できない、人脈は無意識には形成されないと指摘する。
たとえ、素晴らしい人との出会いに恵まれても、その関係を固定化し連続化しなければ、ただの人になってしまうということだ。