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【発達障害の人が見ている世界】

インフォメーション

題名 発達障害の人が見ている世界
著者 岩瀬利郎
出版社 アスコム
出版日 2022年8月31日
価格 1,450円(税込)

 

 

この本は、これまで1万人以上の発達障害の人たちと向き合ってきた精神科医の著者が、発達障害の特性を持つ人、とりわけADHDとASDの人が”見ている世界”を紹介する一冊です。
発達障害とは、一言で言えば脳機能の特性。状況を読んだり、人の気持ちを推測したりする脳の働きが定型発達の人より弱いことがわかっています。

失礼なことを平気で言ったり、
繰り返し約束を破ったり遅刻したり、
すぐに泣いたり怒ったり、
じっとしていられなかったり…

理解に苦しむその言動も、本人たちが物事をどう受け止め、感じているのか、つまり”見ている世界”を理解し、その対応策を学ぶことで、ともに生きるのが楽になるはずです。

たとえば、「発達障害の人には社交辞令や皮肉が通じない」といいう困りごとの場合、その理由が「脳の特性により、言葉を字義通りに受け取ってしまう」という原因によるものだと知れば、少しは気持ちが落ち着くでしょう。
そして、「発達障害の人と話すときは、極力ストレートな表現を心掛ける」という対処法にも納得がいくはずです。

この本では、大人から子どもまで、そんな身近にある困りごとを32個紹介し、その理由と対応策を紹介しています。

「自分も発達障害かも?」と思う人も、生きづらさの正体を知ることで適切にサポートを受けたり、対応策をとったりしていくことで、困りごとが解決されていくことでしょう。
特性を持つ子どもの親御様も、子育てが少し楽になるはずです。

定型発達の人でも、発達障害の特性に似た傾向を持つ人は、決して少なくありません。
また、発達障害との診断はくだらなくとも、発達障害の特性を持つ”グレーゾーン”の人もいます。
発達障害なのか。
グレーゾーンなのか。
定型発達なのか。

そういった診断的な面だけにこだわらず、さまざまなコミュニケーションの困りごとを解決するツールとしてこの本がお役に立てれば、これほどうれしいことはありません。

引用:アスコム

ポイント

  • 発達障害には主に二つの特性がある。ひとつはADHD(注意欠如・多動性)、もうひとつはASD(自閉スペクトラム症)である。それぞれ、「注意欠如」「多動性・衝動性」「コミュニケーション障害」「同一性の保持」「感覚過敏」等の特性が知られている。

  • 発達障害の人には相手の言葉を文字通り受け取ってしまう傾向がある。人の気持ちを想像するのが苦手なタイプには、言葉と本当の気持ちが異なる言い回しは通じづらい。

  • 発達障害は問題点ばかりが指摘されがちだが、生かす場があれば大きな強みになる。

サマリー

はじめに

悪気もなく失礼なことを言ったり、何度も約束を破ったり、すぐに感情的になったり…こうした「付き合うのが大変な人たち」の言動は、その人の性格や人間性の問題として捉えられてきた。

しかし、彼らの言動の背景には、「発達障害」が隠れている可能性があることがわかってきた。

彼らの「みている世界」を理解すると、共に生きるのが楽になる。

本書では、発達障害の人たちが見ている世界を紹介する。

戸惑ってしまうような言動の理由を解説し、本人とのコミュニケーション方法も提示するとともに、本人向けの対処法についても言及する。


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